神奈川には魅力的なお土産がいっぱい！

神奈川土産の魅力は、その多様性と地域性にあります。横浜、鎌倉、箱根など、各地域の特色を反映した商品が豊富に揃っています。地元民に人気の「鳩サブレー」や「クルミッ子」といった伝統的な菓子12から、「横濱ミルフィユ」や「横浜バウムクーヘン」などの現代的なスイーツまで、幅広い選択肢があります。
また、神奈川県は「かながわの名産100選」を選定しており、伝統工芸品や加工食品、農林水産品など、地域の文化や歴史を反映した特産品も多数あります。例えば、小田原のかまぼこや三崎のまぐろ加工品、高座豚のハム・ソーセージなど、地元の食材を活かした商品が人気です3。これらの多彩な土産は、神奈川の魅力を凝縮し、旅の思い出を持ち帰るのに最適な選択肢となっています。

神奈川のおすすめお土産17選

120年変わらぬ伝統の味！鎌倉が誇る王道土産「鳩サブレー」

出典：鳩サブレー

鎌倉を代表する銘菓「鳩サブレー」は、神奈川旅行のお土産選びで外せない一品です。その誕生は1897年頃、豊島屋の初代店主・久保田久次郎氏によって生み出されました。外国人客から贈られた焼き菓子に感銘を受けた久次郎氏は、日本人の味覚に合うよう試行錯誤を重ね、現在の鳩の形をしたサブレーを完成させました。この鳩の形は、鶴岡八幡宮への崇敬の念から採用されたもので、120年以上の歴史を誇る伝統の味は、当時から形状や配合比を変えることなく受け継がれています。
 
誕生当初は「バタくさい」との声もありましたが、地元の小児科医の推奨をきっかけに人気が拡大。昭和30年代に考案された黄色い缶のパッケージは、バターの風味をイメージしており、現在ではレトロ感のあるデザインも人気の一因です。さらに、使用する材料の品質が向上したことで、昔よりも一層美味しくなったとの声もあります。
 
鎌倉観光のお土産としてはもちろん、修学旅行生や観光客にも広く親しまれ、定番の「神奈川土産」として揺るぎない地位を確立しています。可愛らしい鳩の形はインパクトがあり、手土産としても喜ばれること間違いありません。鎌倉散策の思い出を持ち帰るなら、伝統の味と歴史が詰まった「鳩サブレー」をぜひ選んでみてはいかがでしょうか。

横浜駅の顔！80万個売れる国民的駅弁「シウマイ」

出典：崎陽軒

崎陽軒の「シウマイ弁当」は、横浜駅を代表する名物駅弁で、1954年の発売以来、多くの人々に愛され続けています。1日の製造数は約80万個、販売数は約4万2000食に上り、日本一の売り上げを誇る国民的人気商品です。シウマイは、豚肉と帆立貝柱を使った独自の配合で、冷めても美味しいのが特徴。おかずには鶏の唐揚げ、卵焼き、かまぼこ、鮪の照り焼きなどが揃い、最後に食べる甘酸っぱい杏が口の中をさっぱりとリセットしてくれます。伝統的な経木の箱に詰められたこの弁当は、横浜駅や新横浜駅はもちろん、東京都内の主要駅でも購入可能です。旅のお供やお土産としても喜ばれる、神奈川を代表する逸品です。

船と港町の物語が詰まった横浜銘菓「ありあけ横濱ハーバー ダブルマロン」

出典：ありあけオンラインショップ

「ありあけ横濱ハーバー ダブルマロン」は、横浜を代表する銘菓で、船の形をした独特なデザインが横浜の港町の歴史と文化を象徴しています。薄くソフトなカステラ生地で、刻んだ栗と栗餡を包み込んだマロンケーキは、しっとりした食感と上品な甘さが魅力です。1954年に「ロマン」として誕生し、1966年に「ハーバー」へ改名。その後、1999年の会社倒産を経て、市民や元従業員の復活運動により2001年に復活を遂げました。パッケージには、港町横浜を愛した画家・柳原良平のイラストが採用され、横浜らしさを感じさせるデザインも人気の理由です。8月8日は「ありあけハーバーの日」として日本記念日協会に認定されており、地元の人々にとっても特別な日となっています。

クルミとキャラメルの贅沢ハーモニー「クルミッ子」

出典：JR東海マーケット

「クルミッ子」は、鎌倉紅谷が製造・販売する鎌倉を代表する銘菓です。自家製キャラメルにクルミをたっぷり詰め込み、バター生地で挟んで焼き上げた贅沢な味わいが特徴で、三つの素材が絶妙に調和しています。職人の手仕事によって一つひとつ丁寧に作られるその品質の高さが、幅広い世代から愛される理由の一つです。パッケージには、クルミを持った可愛らしいリスのイラストが描かれており、見た目の可愛らしさも人気の秘密です。鎌倉や横浜の直営店をはじめ、全国の百貨店やスーパー、オンラインショップでも購入可能で、手軽に手に入るのも魅力です。さらに、季節限定商品やピエール・エルメとのコラボ商品「イスパハン クルミッ子」など、バリエーション豊富な展開が行われています。

職人技が光る本格中華菓子「重慶月餅」

出典：楽天市場

重慶飯店の月餅は、日本人の味覚に合わせて開発された本格的な中華菓子で、横浜中華街の定番土産として人気を集めています。代々受け継がれた伝統の製法と技術により、柔らかくフルーティーな味わいの皮と、熟練の職人が2時間かけて練り上げるしっとりとした艶やかな餡が特徴です。豆沙餡（とうさあん）、黒胡麻、栗子、桃仁、椰子、抹茶など、多彩な味がラインナップされており、季節限定の特別な月餅も登場します。特に中秋節（旧暦8月15日）には、黒餡に塩漬け卵の黄身を満月に見立てた月餅が登場し、多くの人々に親しまれています。直径8cmの大きさは、家族や友人と分け合って楽しむのにちょうど良いサイズ。横浜中華街をはじめ、東京・名古屋・岡山の店舗やオンラインショップでも購入可能で、贈り物や手土産にも最適です。

サクサク食感とミルクの優雅な味わい「横濱ミルフィユ」

出典：ヨコハマ・グッズ001

横濱ミルフィユは、横浜の老舗洋菓子店フランセが手掛ける看板商品で、サクサクのパイ生地と濃厚なクリーム、そしてチョコレートの絶妙なハーモニーが楽しめる逸品です。ミルクや紅茶、いちご、抹茶など多彩なフレーバーが揃い、各フレーバーごとに異なるクリームがパイとチョコレートの美味しさを引き立てます。特に、ミルク味は懐かしさを感じる優しい甘さが特徴で、紅茶味は芳醇な香りが上品な印象を与えます。軽やかな食感のパイ生地は、噛むたびにバターの風味が広がり、贅沢な味わいが楽しめます。一つずつ個包装されているため、手土産や職場での差し入れにも最適です。横浜らしいデザインのパッケージは見た目にも華やかで、贈り物にも喜ばれることでしょう。

二度美味しい！ラズベリーソースで楽しむ大人の逸品「横濱煉瓦」

出典：ヨコハマ・グッズ001

横濱元町 霧笛楼の「横濱煉瓦」は、横浜土産として高い人気を誇る大人向けの逸品です。2024年春季限定で新たな魅力を加えたこの商品は、カカオ分70％のハイカカオチョコレートを使用し、エクアドル産カカオマスを50％配合することで、カカオ本来のフローラルな風味を存分に楽しめます。特徴的なのは、二度楽しめる味わい方です。まずはビターで濃厚な味わいをそのまま楽しみ、次に同梱のラズベリーソースをかけることで、爽やかな酸味が加わり、より華やかで奥深い味わいへと変化します。この贅沢な味わいの変化が、多くのファンを魅了しています。さらに、この商品は「未来応援、アクション」に登録されており、購入することで子ども食堂への支援にもつながる、社会貢献型の横浜土産としても注目を集めています。

しっとり上品な甘さの薩摩芋スイーツ「横濱ポテト」

出典：ヨコハマ・グッズ001

「横濱ポテト」は、厳選された薩摩芋を丁寧に練り上げ、しっとりと焼き上げたスイートポテトで、ヨコハマメモリーズの人気No.1商品です。滑らかな舌触りと優しい甘さが特徴で、冷やして食べるとさらに美味しさが際立つ逸品です。一つずつ個包装されているため、シェアしやすく、お土産や贈り物にも最適です。横浜らしいノスタルジックなパッケージデザインも魅力のひとつで、赤レンガ倉庫や馬車が描かれたデザインは、横浜の街並みを思い起こさせます。6個入り1,080円という手頃な価格で購入できる点も嬉しいポイントです。旅の思い出や贈り物にぴったりの、横浜を感じられるスイートポテトです。

地元で愛され続ける和の銘菓「追分まんじゅう」

「追分まんじゅう」は、川崎市の多摩川菓子店が1956年から製造する看板商品で、地元で長年愛され続けている和菓子です。北海道産の小麦粉と十勝産の小豆を使用し、手のひらサイズの大きな饅頭に仕上げられています。その特徴は、もっちりとした食感の薄皮に包まれた餡と、表面にたっぷりとまぶされたきな粉にあります。きな粉をまぶすのは、饅頭同士がくっつかないようにする工夫から始まったものですが、香ばしさが加わり、独特の風味を楽しめます。1日に約1000〜1500個も売れるほどの人気を誇り、川崎市観光協会認定の「かわさき名産品」にも選ばれています。創業時から変わらぬ製法で作られ、地元の人々に親しまれ続けている、素朴で懐かしい味わいの和菓子です。

アーモンドとキャラメルの香り広がる「横濱レンガ通り」

出典：ウィッシュボン

「横濱レンガ通り」は、横浜の街並みを象徴する赤レンガ倉庫をイメージした焼き菓子で、ウィッシュボンが誇るロングセラー商品です。香ばしくローストしたアーモンドと自家製生キャラメルを特製クッキー生地でサンドし、じっくり焼き上げたこのスイーツは、濃厚な甘さとサクサクの食感が魅力。パティシエが銅鍋で丁寧に炊き上げるキャラメルは、火加減や素材にこだわり抜いており、保存料や殺菌剤を使用しない安心の一品です。
2001年の発売以来、時代に合わせた改良を重ね、2009年には柔らかい食感の生キャラメルを採用しさらに進化。現在ではプレーンやショコラに加え、季節限定フレーバーも展開されています。手土産としても人気で、「どこに配っても喜ばれる横浜土産」として愛されています。

最高位の栄誉！職人の技が光る「超特選蒲鉾 古今」

出典：鈴廣かまぼこ

鈴廣かまぼこが誇る「超特選蒲鉾 古今」は、熟練職人の手作業による伝統技術と厳選された素材が融合した逸品です。最高級原料魚であるグチと希少なオキギスを使用し、滑らかな白さとしなやかな弾力を実現しています12。製造工程では「引き起こし」「中掛け」「上掛け」の3段階で練り身を重ね、小田原かまぼこの伝統的な扇形を形成。すべての工程で職人が魚肉の状態を見極めながら、温度や水分量を0.1単位で調整する繊細な技術が光ります。
このかまぼこは、全国水産加工品総合品質審査会で最高賞「農林水産大臣賞」を受賞するなど、その品質と味わいが高く評価されています24。控えめながらも深い旨味と甘み、プリッとした歯ごたえは、贈り物やおせち料理に最適。伝統の技術を未来へ継承する象徴として、多くの人々に愛されています。

400日熟成の小麦が奏でる至福の一品「独鈷 久寿餅」

出典：川崎大師 山門前 住吉

「独鈷 久寿餅」は、川崎大師門前の老舗「住吉」が誇る伝統的な和菓子で、関東特有の発酵小麦澱粉を原料としています。この久寿餅は、小麦粉からグルテンを取り除き、残った澱粉を400日以上かけてじっくり乳酸発酵させるという手間暇を惜しまない製法で作られています。発酵によって生まれるほのかな酸味と滑らかな食感が特徴で、蒸し上げた後に黒蜜と香ばしいきな粉をかけていただくスタイルが定番です。
賞味期限がわずか2日という短さも、この久寿餅の新鮮さと無添加へのこだわりを物語っています。歯切れの良い弾力と淡泊な味わいが黒蜜ときな粉の甘さを引き立て、絶妙なバランスを楽しむことができます。江戸時代から続くこの逸品は、川崎大師参拝のお供や神奈川土産としても高い人気を誇ります。

エダムチーズがたっぷり！湘南生まれの逸品「湘南チーズパイ」

出典：湘南クリエイティブガトー葦

湘南クリエイティブガトー葦の「湘南チーズパイ」は、1990年代から愛され続ける焼き菓子で、地元湘南を代表する逸品です。スティック状の形状が特徴で、サクサクとしたパイ生地とサブレ生地を交互に重ね、オランダ産エダムチーズを加えて焼き上げています。仕上げにたっぷりと粉糖をまぶし、甘さ控えめでほんのり塩味の絶妙なバランスを実現。噛むほどに広がるチーズの風味がクセになると評判です。
このお菓子は、贈答用や手土産としても人気が高く、テレビ番組でもたびたび紹介されています。その軽い食感と上品な味わいは、紅茶やコーヒーとの相性抜群で、おやつやティータイムのお供に最適です。また、工場直売では通常価格800円の商品が350円で購入できることもあり、多くのファンが列を作るほどの人気ぶりです。

もっちり生地に5種の餡が織りなす「うさぎ饅頭」

出典：蔵六餅

石川県の銘菓「福うさぎ」は、愛らしいうさぎの形をした蒸し饅頭で、地元の特産品を活かした5種類の餡が楽しめる和菓子です。ふんわりともっちりとした生地に包まれた餡は、五郎島金時、能登大納言、棒茶、能登産かぼちゃ、石川県産ゆずの5種類。それぞれの餡には、石川県ならではの特産素材が使用されています。五郎島金時は加賀野菜の金時芋を使い、上品でまろやかな甘さが特徴。能登大納言は能登の里山・里海で育った大粒の大納言小豆を使用し、風味豊か。棒茶餡は香ばしい香りが楽しめ、能登産かぼちゃと石川県産ゆずは地元の旬の味わいが詰まっています。一つ一つが個包装されているため、その日の気分に合わせて選べる楽しさも魅力。石川県の豊かな食文化を感じられる、贈り物やお土産にも最適な一品です。

横浜山手の歴史が息づく洋館の味「チェリーサンド」

出典：えの木てい

横浜山手の洋菓子店「えの木てい」の看板商品「チェリーサンド」は、40年以上にわたり愛され続けるロングセラーの焼菓子です。1927年建築の英国式洋館を店舗とする「えの木てい」は、かつて外国人居留地だった山手の歴史を感じさせる雰囲気が魅力。創業当初、ケーキに添えたチェリーソースが評判を呼び、常連客のリクエストを受けて試行錯誤の末に誕生したのが、このチェリーサンドです。
サクサクとしたサブレで挟まれたバタークリームにはイタリアンメレンゲが加えられ、軽やかな口当たりが特徴。中央に挟まれたダークチェリーが甘酸っぱさを添え、絶妙なバランスを生み出しています。サブレは店のシンボルツリー「エノキ」の葉を模した形状で、クラシカルなパッケージデザインも贈り物として人気です。冷蔵保存で7日間の日持ちがあり、自分へのご褒美や横浜土産としても好評です。

横浜の歴史を重ねたしっとり食感「横浜バウムクーヘン玉楠の木」

出典：Yahoo!ショッピング

「横浜バウムクーヘン玉楠の木」は、横浜の歴史と文化を象徴する銘菓として人気を集めています。このバウムクーヘンは、横浜開港資料館の中庭に現存する「たまくすの木」をモチーフにしており、その年輪のような層が横浜の歴史を表現しています12。しっとりとした食感とバニラの香りが特徴で、熟練のパティシエが一層一層丁寧に焼き上げることで、玉楠の木の年輪を思わせる美しい断面を実現しています。
この商品は、「お菓子を通じて横浜の文化・歴史を次世代へ継承する」というコンセプトのもと開発され、2019年には日本ギフト大賞の都道府県賞・神奈川賞を受賞しました。パッケージには玉楠の木のイラストが描かれ、1854年の日米和親条約締結や関東大震災からの復活など、横浜の重要な歴史的出来事を見守ってきた木の物語を伝えています。地元の歴史に触れながら楽しめる横浜土産として、観光客だけでなく地元の人々にも愛されています。

甘さ控えめ、クルミ香る上品な中華菓子「番餅」

出典：重慶飯店

横浜中華街の老舗「重慶飯店」が手掛ける「番餅（ばんぴん）」は、甘さ控えめの黒餡をカステラ生地で包み、ローストしたクルミをたっぷりのせて焼き上げた上品な中華菓子です。そのしっとりとした生地と滑らかな餡、香ばしいクルミの三位一体の味わいが特徴で、第24回神奈川県名菓展菓子コンクールで優秀賞を受賞するなど高い評価を得ています。
香港のデザイナー、アラン・チャンによるシンプルで洗練されたパッケージも魅力的で、大切な人への贈り物や横浜土産として人気を集めています15。切り分けて楽しむスタイルはシェアにも最適で、中国茶やコーヒーとの相性も抜群。甘さ控えめなので、甘いものが苦手な方にもおすすめです。

神奈川に行ったらお土産を買って帰ろう！

神奈川のお土産17選をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？地元で愛される定番の銘菓や、旅行の思い出を彩る限定品、心ときめく雑貨まで、バリエーション豊かなラインナップが魅力です。大切な人への贈り物はもちろん、自分へのご褒美にもぴったりです。旅の余韻を楽しむお土産選びは、旅行の楽しみのひとつ。神奈川を訪れた際は、ここでしか手に入らない特別な一品を見つけてみてください。きっと旅の思い出がより深まるはずです。今回のリストが、皆さまのお土産選びの参考になれば幸いです。次の旅行でも、素敵な出会いがありますように。