秋田には魅力的なお土産がいっぱい！

秋田のお土産は、その多様性と地域性が魅力です。伝統の味を楽しむなら「金のバターもち」は外せません。秋田県産もち米を使ったこの郷土菓子は、マタギたちの保存食として愛されてきた歴史を持ち、昔ながらの素朴な美味しさを堪能できます。また、秋田の老舗銘菓「金萬」や、地元食材を活かした「青ガエルパウンドケーキ」のような革新的なスイーツも要チェック。伝統と現代が見事に融合しています。
 
地域の特産品では、大館とんぶりや稲庭うどんが秋田の豊かな食文化を代表する逸品。さらに、秋田犬をモチーフにしたグッズも人気で、特にフィギュアスケート選手ザギトワへの贈り物として話題になった「マサル」のハンドパペットは、愛らしさが魅力です。
 
季節限定商品も見逃せないポイント。四季折々の味覚が楽しめるお土産は、旅の思い出を鮮やかに彩ります。秋田ならではの特別な一品を探してみませんか？旅の計画を立てる際の参考にしていただければ幸いです。

秋田のおすすめお土産11選

燻製の香り広がる伝統の逸品「いぶりがっこ」

出典：農林水産省

秋田の伝統漬物「いぶりがっこ」は、大根を燻製にして漬け込むという独特の製法で作られる逸品です。この製法は、秋田の厳しい冬の気候に適応するために生み出された知恵から発展し、天日干しが難しい環境で大根を保存するための工夫として始まりました。ナラやサクラなどの広葉樹を使い、2日以上かけて燻製した大根を、40日以上ぬか床で発酵・熟成させることで、香ばしい燻製の香りとパリパリとした食感が生まれます。
 
また、いぶりがっこは栄養価が高く、食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含んでいるのも特徴です。特にクリームチーズとの相性は抜群で、ワインのお供やサラダのトッピングなど、アレンジレシピも多彩。こうした食材としての魅力から、秋田県外でも注目され、生産量は年々増加しています。
 
いぶりがっこは伝統的な保存食の枠を超え、ホテルやレストランでも取り入れられるなど、現代の食卓にもマッチする versatile な食材として進化を続けています。一度その香ばしい風味と豊かな食感を味わってみてはいかがでしょうか？

昭和から愛され続ける上品な甘さ「秋田銘菓 金萬」

出典：楽天市場

秋田銘菓「金萬」は、1953年に誕生して以来、約70年にわたり地元はもちろん観光客にも愛され続けている秋田を代表するスイーツです。上質な卵入り白餡を、蜂蜜と卵をたっぷり使ったふんわりとしたカステラ状の皮で包み、一口サイズで焼き上げたカステラまんじゅうが特徴。直径約5cmの食べやすいサイズ感で、上品な甘さと素朴な味わいが魅力です。
 
製造には、昔ながらの自動製菓機が使われており、手作りの温かみを感じられる丁寧な仕上がりも人気の理由です。「生タイプ」「パックタイプ」「個包装タイプ」の3種類が展開されており、特に秋田駅前の直営店では、焼きたての「生タイプ」が楽しめると評判です。さらに、70周年を記念した限定パッケージも登場し、節目の年を彩っています。
 
名前の由来は、かつて秋田駅前に存在した「金座街」にあり、地元の人々に長く親しまれてきた歴史も感じられる逸品。「金萬」は秋田のお土産として欠かせない存在で、その素朴ながらも丁寧に作り込まれた味わいが、多くの人々の心を惹きつけています。

大潟村産かぼちゃ100%使用！30年愛される「パンプキンパイ」

出典：秋田ずらり

大潟村の「パンプキンパイ」は、地元特産の「くり大将」かぼちゃを100%使用した餡を、バターたっぷりのパイ生地で包んだ手作りの逸品です。30年以上にわたり愛されてきた秋田県内のお土産の定番で、その甘さ控えめでしっとりとした食感が地元民や観光客から広く支持されています。
 
秋田駅や県内のスーパーなどで手軽に購入できる利便性も魅力の一つです。5個入りで約500〜600円という手頃な価格は、職場への手土産や自宅用のおやつとしてもぴったり。また、平成7年には農林水産省食品流通局長賞を受賞するなど、その品質の高さは確かなものです。
 
豊かな風味と手作りの温かみを兼ね備えた「パンプキンパイ」は、秋田の味覚を堪能できる一品。秋田旅行の思い出や、大切な人への贈り物としても最適です。ぜひ、そのしっとり優しい味わいをお楽しみください。

マタギの携行食から生まれた逸品「金のバターもち」

出典：kawaguchi-ya.jp

「金のバターもち」は、秋田県の伝統的な郷土菓子で、もっちりとした食感とバターの豊かな風味が魅力の逸品です。秋田県産もち米を使い、バター、砂糖、卵黄を練り込んで作られるこのお菓子は、かつてマタギたちの保存食として親しまれた歴史を持ちます。その柔らかさを長く保つ特性が、厳しい環境での携行食として重宝されていました。
 
2019年にはJR東日本おみやげグランプリで特別賞を受賞し、その美味しさが広く認められています。ひと口サイズの4cmほどの大きさで、4個入りパッケージが一般的。常温でそのまま食べられる手軽さも人気ですが、電子レンジで軽く温めると、さらに伸びの良い食感を楽しむことができます。賞味期限は製造日から約10日間と比較的長めなので、遠方へのお土産としても最適です。
 
秋田空港や秋田駅ビルトピコなど主要なお土産売り場で購入可能で、価格は4個入りで約500円前後とお手頃。秋田を訪れた際には、その素朴で奥深い味わいをぜひ楽しんでみてください。「金のバターもち」は、秋田の伝統と美味しさを詰め込んだ逸品です。

黒豆の香ばしさ際立つ「しとぎ豆がき」

出典：楽天市場

「しとぎ豆がき」は、秋田の伝統的な製法を受け継いだ香ばしい米菓子で、秋田米と黒豆を使用して作られます。餅状に練り上げた生地を薄く伸ばして焼き上げることで生まれる、独特の食感と風味が魅力。老舗菓子店「一乃穂」の代表商品として知られ、絶妙な塩加減と黒豆の香ばしさが、他にはない美味しさを提供します。
 
20枚入りで約700円という手頃な価格も嬉しいポイントで、日本茶やコーヒーとの相性も良いため、大人向けのおやつや贈り物としても人気です。その歯ごたえと香ばしさは、一度食べると癖になる美味しさです。
 
秋田駅周辺や空港のお土産店で手軽に購入できることから、観光客にも便利なアイテム。「しとぎ豆がき」は、秋田の厳しい冬から生まれた「干し餅」の伝統を受け継ぎ、地域の食文化を体現するお土産として広く愛されています。秋田の味わいを感じられる一品として、ぜひ旅のお供やお土産にどうぞ。

八郎潟町の行列が出来る名物「あんごま餅」

出典：畠栄菓子舗

八郎潟町の老舗菓子店「畠栄菓子舗」が誇る看板商品「あんごま餅」は、地元で愛され続ける秋田の名物和菓子です。1932年創業のこの菓子店で早朝から丁寧に作られる「あんごま餅」は、柔らかなもち米の餅に上質なこしあんをのせ、香ばしいすりごまをたっぷりまぶした一品。その独特の食感と豊かな風味が多くの人々を魅了し、遠方から買い求める人々で行列ができるほどの人気を誇ります。
 
この和菓子は、平日でも午前中に売り切れることが多く、確実に手に入れるには予約が必須です。地元の人々は箱買いするのが一般的で、お土産や贈答品としても重宝されています。また、冷凍商品も販売されており、ふるさと納税の返礼品としても注目を集めています。
 
2024年には新商品「あんごまde米粉プリン」も登場し、「あんごま餅」の人気と伝統をベースにした新たな挑戦が話題となっています。八郎潟町の小さな菓子店から始まったこの和菓子は、今や秋田県を代表する銘菓として広く知られています。ぜひその豊かな味わいを堪能し、秋田の伝統を感じてみてください。

160年の伝統が生む極上の喉ごし「稲庭干温飩」

出典：稲庭うどん 佐藤養助商店

稲庭干温飩（いなにわほしうどん）は、秋田県湯沢市稲庭町で160年以上にわたり伝統を守り続ける手延べうどんです。その起源は1665年に遡り、当時の秋田藩主・佐竹侯への献上品として愛されていた歴史を持つ高級品。現在も佐藤養助商店をはじめ、職人たちによる手作業で作られ、その品質の高さから日本三大うどんの一つに数えられています。
 
稲庭うどんの特徴は、細くて平たい麺形状と、強いコシ、滑らかな喉越し。製造には清冽な水、厳選された塩、専用の小麦粉が使われ、練り、綯い、延ばしのすべてが職人の手作業で行われます。この工程で生まれる麺の内部の気泡が、独特の食感を生み出します。乾麺に仕上げることで、茹でると艶のある乳白色になり、生麺にはない喉越しの良さが楽しめます。
 
製造には4日間もの時間がかかり、丁寧な工程が伝統的な味わいを支えています。稲庭うどんは、贈答品としても人気が高く、秋田を代表する特産品として、国内外で広く愛されています。秋田の味と職人技の結晶をぜひ味わってみてください。

とろ～り上品な口どけ「なめらかプリン」

出典：メイトーオンラインショップ

「あきたプリン亭」の看板商品「なめらかプリン」は、秋田県仙北市角館町で人気を誇るスイーツで、その名の通りとろ～り滑らかな食感が特徴です。口に入れると、クリームのように舌の上でとろけ、マダガスカル産の高級天然バニラビーンズが香る上品な味わいが広がります。
 
店内工房で一つ一つ手作りされるこのプリンは、保存料を使用せず、安心して楽しめる品質。賞味期限は製造日から約3日と新鮮さが際立っています。オンラインショップでも購入可能で、贈り物やお土産としても多くの人々に選ばれています。
 
さらに、季節限定フレーバーが展開されるのも魅力の一つ。春には「さくらプリン」、秋には「いもプリン」など、その季節ならではの味を楽しめます。「なめらかプリン」は、秋田の新しい名物スイーツとして観光客から地元の人々まで幅広く愛され、秋田の豊かな食文化に新たな魅力を加える存在となっています。その至福の一口を、ぜひ味わってみてください。

300年の歴史が育んだ幻の一品「西明寺栗」

出典：infopale.fr

「西明寺栗」は、秋田県仙北市西木町で栽培される、日本一大きいと評される栗で、その起源は300年以上前に遡ります。秋田藩主佐竹義宣公が京都や岐阜から種子を取り寄せ、西木町で育てられたことから始まりました。自然落果した栗のみを収穫するため、風味が豊かで甘味が強く、大粒で知られています。1粒のサイズは25〜35グラムにもなり、大きなものは赤ちゃんの握りこぶしほどになることもあります。
 
「西明寺栗」はその希少性から「幻の栗」とも呼ばれ、生産量は豊作でも30トン、不作の年には10トン程度と限られています。さらに無農薬で育てられ、高品質が評価されて地域団体商標にも登録されています。
 
この栗を使った菓子や加工品も人気で、大手百貨店での販売やお土産品としても注目されています。豊かな風味と甘みを持つ「西明寺栗」は、秋田を訪れた際にぜひ味わってほしい逸品で、その希少価値と美味しさが多くの人を魅了しています。

山ぶどうの風味豊かな伝統菓子「さなづら」

出典：秋田銘菓さなづら本舗「福寿」

「さなづら」は、秋田県の伝統的な和菓子で、山ぶどうの濃厚な風味を存分に楽しめる逸品です。その名前は、秋田の方言で山ぶどうを意味する「さなづら」から由来しています。1957年の誕生以来60年以上にわたり愛され続け、秋田の自然の恵みと伝統技術が詰まった銘菓として広く知られています。
 
製造元の菓子舗榮太楼では、秋田県産の山ぶどうを100%使用し、自家製の山ぶどうジュースを濃縮して天然寒天と合わせ、ゼリー状に固めています。甘酸っぱく濃厚な味わいは、まるでワインを食べているような深みがあり、鮮やかなワインレッドの短冊形の外観も美しい和菓子です。手作業で丁寧に作られ、常温で約40日間保存可能な点も魅力です。
 
また、「さなづら」はアントシアニンやポリフェノールを豊富に含んでおり、健康的なお菓子としても注目されています。そのまま食べるだけでなく、ヨーグルトに混ぜたり、トーストに乗せたりとアレンジも楽しめます。

秋田の豊かな自然と伝統が生み出した「さなづら」は、秋田を訪れた際にはぜひ味わっていただきたい銘菓です。その上品な味わいが、秋田の旅をより一層彩ることでしょう。

秋田犬デザインのかわいい和スイーツ「もふどら」

出典：蕗月堂

秋田県横手市の和菓子店「蕗月堂」が手がける「もふどら」は、秋田犬をモチーフにした見た目も味も楽しめるユニークなどら焼きです。凛々しい秋田犬の表情が描かれたパッケージや、かわいらしいしっぽのイラストが特徴で、手に取るだけで秋田犬の愛らしさを感じられます。
 
どら焼きの生地は蒸し焼き製法で作られたもっちりとした食感が自慢で、ほんのり漂う黒糖の香りが食欲をそそります。フレーバーは、上品な甘さのつぶあんと、つぶあん＆マーガリンの2種類があり、好みに合わせて楽しむことができます。価格は4個入りで1,166円と手頃で、お土産や贈り物にもぴったり。
 
「もふどら」は、秋田犬の魅力をスイーツで表現した商品として、地元の人々や観光客から人気を集めています。見た目のかわいさと、しっとり美味しい味わいの両方が楽しめる「もふどら」は、秋田の思い出を彩る素敵なお土産になること間違いありません。

秋田に行ったらお土産を買って帰ろう！

秋田のお土産13選をご紹介しましたが、いかがでしたか？秋田は自然豊かな風景だけでなく、伝統や文化が詰まった魅力的な土地です。地元の食材を使ったお菓子や食品、手仕事が光る雑貨は、訪れる人々の心を温かく包み込みます。ここでご紹介したお土産はその一部に過ぎません。旅行の際には、自分だけの「秋田らしさ」を感じられるアイテムを見つけてみてください。きっと、大切な人への贈り物にも、旅の思い出を振り返るきっかけにもなるはずです。秋田の魅力を存分に味わい、素敵な旅を楽しんでくださいね！