愛媛・松山には美味しいご当地グルメや名物がいっぱい！

愛媛県松山市には、地元の食材を活かした多彩な名物料理があります。代表的なものとして、新鮮な鯛を使った「鯛めし」があり、松山風と宇和島風の2種類が楽しめます。また、軟らかい麺と甘めのだしが特徴の「鍋焼きうどん」は松山市民に愛されるソウルフードです。海の幸を活かした「松山鮓」や、三津浜地区独自の「三津浜焼き」も人気があります。スイーツでは、3色の団子を串に刺した「坊っちゃん団子」が有名で、お土産としても人気があります。これらの名物料理は、松山の豊かな食文化を体現しており、訪れる人々を魅了しています。

愛媛・松山のおすすめ名物9選

瀬戸内の恵みが詰まった郷土の味「鯛めし」

出典；PIXTA

愛媛県松山市には、地元の食材を活かした多彩な名物料理があります。代表的なものとして、新鮮な鯛を使った「鯛めし」があり、松山風と宇和島風の2種類が楽しめます。また、軟らかい麺と甘めのだしが特徴の「鍋焼きうどん」は松山市民に愛されるソウルフードです。海の幸を活かした「松山鮓」や、三津浜地区独自の「三津浜焼き」も人気があります。スイーツでは、3色の団子を串に刺した「坊っちゃん団子」が有名で、お土産としても人気があります。これらの名物料理は、松山の豊かな食文化を体現しており、訪れる人々を魅了しています。

地元が誇る絶品ブランド鶏「媛っこ地鶏」

出典；PIXTA

媛っこ地鶏は、2002年に愛媛県が開発した全国でも珍しい四元交配の地鶏です。軍鶏の歯ごたえ、名古屋種の旨み、白色プリマスロックの肉付きなど、4種類の鶏の長所を凝縮させた特徴的な味わいが魅力です。ぷりぷりとした歯ごたえにコクのある旨味が特徴で、脂の乗りが良く、クセのない深い味わいを楽しめます。愛媛県内では約20人の生産者が丹精込めて飼育しており、県内外の多くの飲食店で提供されています。松山市を中心に、道後温泉の旅館やホテル、地元の居酒屋など、様々な場所で媛っこ地鶏を味わうことができ、愛媛の新たな名物として注目を集めています。

タレが決め手！愛媛流ソウルフード「今治焼き鳥」

出典；PIXTA

今治焼き鳥は、愛媛県今治市の独特な焼き鳥文化を代表する郷土料理です。約50年前に考案されたこの料理は、串に刺さない鶏肉を鉄板で焼き、小さな板状の鉄の重しでプレスするという特徴的な調理法を用います。この手法により、鶏肉から出る脂で揚げられ、同時に蒸されるため、火の通りが早く、素早く提供できます。
 
今治焼き鳥の魅力は、各店舗独自の甘辛いタレにあります。皮焼きが代表的なメニューで、通の食べ方は「皮」から始まり、最後に「せんざんき」（下味をつけた唐揚げ）で締めくくるとされています。現在、今治市内には約70店舗の焼き鳥店があり、人口あたりの店舗数が日本一であったことから、1999年3月に「焼き鳥日本一宣言」を行いました。「早い」「安い」「旨い」の三拍子が揃った今治焼き鳥は、地元の人々に愛され続け、観光客にも人気のソウルフードとなっています。

松山名物！濃厚チャーシューの王道丼「焼豚玉子飯」

出典；PIXTA

焼豚玉子飯は、愛媛県今治市発祥のご当地グルメとして知られる人気料理です。ごはんの上に香ばしい焼豚と半熟の目玉焼きをのせ、特製のタレをかけたシンプルながら美味な丼料理です。もともとは中華料理店の賄い飯から始まったこの料理は、今や今治のソウルフードとして広く親しまれています。2017年には「西日本B-1グランプリ」で優勝を果たし、全国的な知名度を獲得しました。松山市内でも多くの店舗で提供されており、観光客にも人気の一品となっています。各店舗で独自のタレや調理法を用いており、食べ比べを楽しむこともできます。

熱々の土鍋で味わう冬の定番「鍋焼きうどん」

出典；PIXTA

鍋焼きうどんは、松山市を代表するソウルフードの一つです。特徴は、アルミ鍋で提供される柔らかい麺と甘めの出汁にあります。戦後間もない頃に誕生し、現在も当時の味を守り続けています。
 
典型的な鍋焼きうどんには、かまぼこ、ちくわ、油揚げ、牛肉、ねぎなどの具材が入っており、とろとろの卵をトッピングすることもあります。出汁はいりこと昆布でとられ、砂糖と醤油で甘辛く味付けされています。この独特の甘さは松山の人々には馴染みがありますが、初めて食べる人には驚きの味わいとなることもあります。
 
松山市内には多くの鍋焼きうどん店がありますが、中でも「アサヒ」は1947年から営業を続ける老舗として知られています。観光客だけでなく地元の人々にも長年愛され、松山の食文化を象徴する存在となっています。

涼やか夏の逸品！瀬戸内の鯛の旨みたっぷり「鯛そうめん」

出典；PIXTA

鯛そうめんは、愛媛県の代表的な郷土料理の一つで、特に南予地方のお祝い料理として親しまれています。この料理は、瀬戸内海で獲れた新鮮な真鯛を丸ごと一匹使い、甘辛く煮付けたものをそうめんと一緒に食べる贅沢な一品です。鯛の煮汁がそうめんに絡み、鯛の旨味が存分に楽しめる夏の涼やかな逸品として知られています。伝統的な盛り付けでは、鯛は左を向くように置かれ、その周りにそうめん、錦糸卵、干ししいたけ、青ねぎなどが彩りよく配置されます。松山市内の郷土料理店「五志喜」など、多くの飲食店で味わうことができ、観光客にも人気の料理となっています。

漁師町の味！香ばしい磯の風味「三津浜焼き」

出典；PIXTA

三津浜焼きは、愛媛県松山市の三津浜地区で生まれた独特のお好み焼きです。クレープ状に薄く伸ばした小麦粉の生地に魚粉を振りかけ、その上にキャベツ、ちくわ、肉、魚、卵、そばなどの具材を重ねて焼き上げます。特徴的なのは、生地の上に味付けしたそばやうどんを先に乗せる「台付き」と呼ばれる焼き方で、これが広島風お好み焼きとの大きな違いとなっています。甘辛いソースをたっぷりかけて食べるこの料理は、ソースが焦げた香ばしい香りが食欲をそそります。三津浜地区には約20軒の専門店があり、それぞれのお店で工夫を凝らした個性豊かな三津浜焼きを楽しむことができます。地元の人々に愛され続けてきたこの郷土料理は、現在では観光客の間でも人気を集め、松山の新たな名物グルメとして注目を集めています。

400年の伝統が息づく郷土寿司「松山鮓」

松山鮓（まつやまずし）は、愛媛県松山地方に400年以上伝わる郷土料理で、祝い事や訪問客をもてなす際に振る舞われる彩り豊かなばら寿司です。その特徴は、瀬戸内海の小魚でダシをとった甘めの合わせ酢を使用し、刻んだアナゴや季節の野菜を混ぜ込んだ酢飯に、錦糸卵をちらし、季節の魚介類を贅沢に盛り付けることにあります。俳人の正岡子規や文豪の夏目漱石も愛した松山鮓は、地元の人々に親しまれるだけでなく、観光客にも人気の名物料理となっています。近年では、松山市の観光振興や食文化の継承を目的として、松山鮓の復活と普及に向けた取り組みが行われており、地域の誇りある郷土料理として再評価されています。

とろける食感の絶品ポーク「愛媛甘とろ豚」

愛媛甘とろ豚は、愛媛県が国内最高級の肉質を目指して開発したブランド豚です。希少価値の高い中ヨークシャー種を父親に持ち、愛媛県産裸麦を配合した専用飼料で180〜220日かけてじっくり育てられます。その特徴は、程よくサシが入った濃い肉色の赤身と、白く滑らかな口溶けの良い脂身にあります。脂の融点が36度と低く、人肌でも溶けるほどなめらかで、「飲める脂」と称されるほどの旨味があります。また、一般豚に比べてオレイン酸が豊富に含まれ、やわらかさ、ジューシー性、脂肪の美味しさなど、すべての面で優れた品質を誇ります。この希少な愛媛甘とろ豚は、県内外の百貨店やスーパー、飲食店で提供され、愛媛の新たな名物として注目を集めています。

愛媛・松山の名物を求めて旅に出よう！

愛媛・松山には、歴史や文化が感じられる名物がたくさんあります。お土産に最適な定番商品から、地元ならではのお菓子やスイーツ、さらには絶品のご当地グルメまで、幅広い魅力が詰まっています。訪れた際には、ぜひこれらの名物を楽しみ、松山ならではの味を満喫してください。お土産としても喜ばれること間違いなしです。愛媛・松山の美味しいものを堪能しながら、特別な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。