出雲には魅力的なお土産がいっぱい！

出雲のお土産は、古の神話や豊かな自然、伝統文化が息づく魅力的な品々が揃っています。出雲大社の参拝記念にぴったりな「どじょう掬いまんじゅう」や「若草」といった和菓子、出雲そばや出雲ぜんざいを手軽に楽しめる食品は、地元の味覚を堪能できる人気の品々です。また、縁結びを象徴する「勾玉」や「縁結びうさぎ」の雑貨は、出雲らしいご利益アイテムとして注目されています。さらに、出雲産の生姜や出雲牛を使った商品は、ここでしか味わえない特別な一品。どのお土産も、出雲の歴史や文化を感じさせるだけでなく、旅の思い出を鮮やかに蘇らせてくれることでしょう。ぜひ、出雲旅行の際はお土産選びも楽しんでください。

出雲のおすすめお土産10選

松江藩主の歌から命名された美しい若草色の銘菓「若草」

出典：御菓子司 彩雲堂

「若草」は、松江を代表する銘菓で、茶人として名高い松江藩七代藩主・松平治郷（不昧公）の歌に由来しています。その名の通り、鮮やかな若草色が春の景色を彷彿とさせ、島根県産のもち米を使った弾力のある求肥に、そぼろ状の寒梅粉をまぶした見た目も美しい和菓子です。上品な甘さと2つの異なる食感が楽しめるのが特徴で、不昧公の『茶事十二ヶ月』でも春の茶席の主菓子として登場しています。一度途絶えた製法を明治中期に彩雲堂の初代が復活させた歴史を持ち、松江の和菓子文化や茶道の伝統を今に伝える一品です。上質な味わいは、贈り物やお茶請けにぴったり。出雲や松江を訪れた際は、ぜひ味わってみてください。

山陰を代表する愛らしいひょっとこ顔の和菓子「どじょう掬いまんじゅう」

出典：山陰のお土産本舗なかうら

「どじょう掬いまんじゅう」は、山陰地方を代表する銘菓で、安来節の「どじょう掬い踊り」に登場するひょっとこのお面をモチーフにしたユーモラスな見た目が特徴です。1967年の発売以来50年以上にわたり愛され続け、可愛らしいひょっとこの顔と水玉模様の手ぬぐい風の包装が、観光客の心をつかんでいます。中には白餡がたっぷり詰まった定番の味のほか、抹茶、いちご、ミルクチョコ、二十世紀梨、栗など、地元の食材を活かした多彩なフレーバーも展開。個包装で賞味期限が90日と長く、気軽な手土産としても人気です。さらに、受験シーズンには「受験生を“救う”饅頭」として縁起物としても親しまれ、1日約3万個が生産されるほどの大ヒット商品です。見た目の楽しさと美味しさが詰まった「どじょう掬いまんじゅう」は、山陰旅行の思い出を彩る定番土産です。

江戸時代から愛され続ける伝統の味「源氏巻」

出典：津和野 三松堂

「源氏巻」は、島根県津和野町の伝統的な銘菓で、江戸時代から愛され続ける歴史ある和菓子です。薄いカステラ状の生地で小豆餡を包んだシンプルながら上品な味わいが魅力で、茶席のお菓子としても親しまれています。その由来は元禄時代、津和野藩の家老が吉良上野介に進物として贈ったことが始まりとされ、由緒ある逸話も人気の一因です。現在では、定番の小豆餡に加え、白餡や抹茶餡といった多彩な味も楽しめます。津和野町内には10軒以上の製造販売店があり、店舗ごとに異なる風味が楽しめるのも魅力の一つ。観光客には、手焼き体験ができる店舗も人気です。その品質は「全国菓子大博覧会」で茶道家元賞を受賞するほど高く評価されており、格式と美味しさを兼ね備えた津和野の代表銘菓です。

かわいい笑顔が焼き印された1口サイズの和菓子「笑小巻」

出典：津和野 三松堂

「笑小巻（えみこまき）」は、島根県津和野町の銘菓「源氏巻」を可愛らしくアレンジした和菓子で、見た目にも楽しめる一品です。三松堂が手がけたこのお菓子は、源氏巻を一口サイズにカットし、表面に笑顔の焼き印が施されています。焼き印のデザインは季節や行事に合わせて変化し、「しまねっこ」など地元キャラクターとのコラボも話題です。北海道産の小豆、九州産の小麦粉、島根県産の卵を使用し、品質にもこだわりが感じられます。こしあんをカステラ生地で包んだ優しい甘さと、ふんわりモチモチの食感が絶妙で、幅広い世代に愛されています。手軽なサイズ感とお手頃な価格（1個160円、5個入り780円）も魅力のひとつ。可愛さ、美味しさ、手軽さを兼ね備えた「笑小巻」は、旅の思い出を笑顔で彩る津和野の人気お土産です。

無料で名入れができる縁結びの贈り物「縁結び箸」

出典：出雲大社埼玉分院

「縁結び箸」は、出雲の縁結び文化を象徴する縁起の良いお土産で、出雲大社表参道に店舗を構える「ひらの屋」の人気商品です。この箸は、古事記の「ヤマタノオロチ伝説」にちなんでおり、人生のあらゆるご縁を結ぶ象徴とされています。箸に描かれた「糸へん」と「ご・え・ん」の文字が出雲のご縁を表現する特別なデザインで、縁起物としての意味合いも強いです。無料の名入れサービスがその場で受けられるのも魅力の一つ。さらに、赤い紐は出雲市内の縁結神社でご祈祷されており、五円玉と結びつけることでさらなるご利益が得られるといわれています。結婚祝いや記念品としても人気があり、カップルで二膳購入するのはもちろん、独身の方が一膳購入後、良縁に恵まれた際にパートナーと再来店すると、もう一膳をプレゼントしてもらえるという温かいサービスも提供されています。出雲の文化と想いが詰まった「縁結び箸」は、大切な人への贈り物や旅の記念品として多くの人に愛されています。

国産そば粉と小麦粉で作る本格派「出雲そば」

出典：山陰のお土産本舗なかうら

出雲そばは、そばの実を丸ごと挽く「挽きぐるみ」製法によって作られる、日本の伝統的な麺料理です。この製法により、そばは濃い色合いと豊かな香り、そして独特のコシのある食感を持つのが特徴です。国産のそば粉と小麦粉を使用し、そば粉の比率が高いのが特徴で、一般的な三割そばに加え、そば粉100%の十割そばも提供されています。小麦粉はつなぎとして少量使用され、麺の形を保ちながらも、そば本来の風味がしっかりと感じられます。無添加で製造される出雲そばも多く、健康志向の消費者からも支持を集めています。その香り高さとのどごしの良さから、地元の人々だけでなく観光客にも愛される名物グルメです。出雲を訪れた際は、郷土の風味が詰まった一杯をぜひ味わってみてください。

発祥の地が誇る縁結びスイーツ「出雲ぜんざい」

出典：坂根屋

出雲ぜんざいは、島根県出雲市の名物スイーツで、その起源は出雲大社の「神在祭」で振る舞われた「神在（じんざい）餅」にあるとされています。この「じんざい」が出雲弁で「ずんざい」となり、さらに「ぜんざい」へと変化して京都や江戸に広まったと言われています。出雲ぜんざいの最大の特徴は、地元産の厳選素材にこだわった絶妙な甘さと塩気のバランスです。大粒で風味豊かな出雲産大納言小豆、奥出雲町産の餅粉、出雲大社近くで製塩された藻塩が使用されており、素材の良さが一口ごとに感じられます。老舗和菓子店「宿禰餅本舗 坂根屋」が手がける「ぜんざい餅」や、カフェで楽しめる「出雲ぜんざい」など、伝統の味を現代風にアレンジした商品も人気を集めています。出雲を訪れた際は、温かくて甘さ控えめな「出雲ぜんざい」で、神話の地ならではの食文化を体験してみてはいかがでしょうか。

紅白の縁起餅が入った伝統の一品「ぜんざい餅」

出典：赤福

「ぜんざい餅」は、出雲大社門前の新名物として注目されている和菓子で、出雲ぜんざいの伝統を手軽に楽しめる一品です。縁起の良い紅白の丸餅と、風味豊かな出雲産大納言小豆の粒あんが組み合わされており、見た目の可愛らしさと上品な味わいが魅力です。使用する餅粉は奥出雲産で、弾力のあるモチモチ食感を実現。あんには、甘さ控えめで塩気の効いた出雲産大納言小豆が使われ、藻塩（出雲市大社町鵜鷺地区で製塩）を加えることで、上品な風味が際立ちます。さらに、職人が一つひとつ丁寧に焼き上げることで、香ばしさもプラス。これにより、出雲の豊かな食文化を一口で味わえる特別な和菓子となっています。縁結びの地・出雲の象徴でもある紅白餅のデザインは、お祝い事や贈り物にもぴったり。お土産としても大人気の「ぜんざい餅」は、出雲の文化と味覚を同時に楽しめる魅力的な逸品です。

インスタ映え抜群のリアルな和菓子「妖菓目玉おやじ」

出典：依山楼岩崎

「妖菓目玉おやじ」は、鳥取県境港市の水木しげるロードにある「妖怪食品研究所」で販売される、インパクト抜群の和菓子です。人気キャラクター「目玉おやじ」をリアルに再現した見た目は、観光客の注目を集め、SNS映えするお土産としても大人気です。直径4cmの「原寸大サイズ」で作られたこの和菓子は、白餡ベースの練り切りで蜜漬けの栗を練り込んだこしあんを包み、表面を寒天でコーティング。瞳部分は赤と黒のようかんで作られ、白いハイライトまで再現するという細部へのこだわりが光ります。製造は、松江の老舗和菓子店「彩雲堂」が手がけており、高級和菓子としての上質な味わいも魅力の一つです。価格は1個350円で、2個入りから6個入りの箱詰めも用意されています。串刺しで提供される「食べ歩き専用バージョン」も人気ですが、数量限定のため早めの購入がおすすめ。水木しげるロードの銅像と一緒に撮影したり、ユニークな写真を撮ったりと、食べるだけでなく楽しみ方も多彩な「妖菓目玉おやじ」は、鳥取観光の思い出にぴったりのお土産です。

島根産生姜の風味が効いた上品な和菓子「ひとくち生姜糖」

出典：しまねのぢげもん

「ひとくち生姜糖」は、島根県出雲市の老舗「來間屋生姜糖本舗」が手がける和菓子で、伝統的な生姜糖を現代風にアレンジした人気の一品です。地元産の「出西生姜」を使用しており、爽やかな香りとピリッとした上品な辛みが特徴です。昔ながらの板状の生姜糖をひとくちサイズにカットし、個包装にすることで、携帯性が向上し、手軽に食べられる仕様になっています。見た目にもこだわり、白、紅、緑の3色が揃い、紅色は紅麹、緑色は抹茶を使用して自然な色合いを実現しています。110日間の賞味期限があり、常温保存が可能なため、旅行土産やギフトにも最適です。若い世代にも人気があり、健康志向の人々からは、むくみ改善や冷え性対策としても注目されています。島根の伝統の味わいと現代のライフスタイルにマッチした「ひとくち生姜糖」は、見た目の可愛らしさと体に優しい機能性を兼ね備えた、贈り物にも最適な和菓子です。

出雲に行ったらお土産を買って帰ろう！

出雲のお土産は、古の歴史や自然の恵みが詰まった魅力的な品々が揃っています。定番の和菓子から出雲ならではの特産品、ここでしか手に入らない雑貨まで、どれも旅の思い出を彩る素敵なアイテムばかりです。自分用にはもちろん、大切な人への贈り物にも喜ばれること間違いなし。出雲を訪れた際は、ぜひ現地でしか味わえないお土産選びも旅の楽しみの一つにしてみてください。地域の魅力が詰まった出雲のお土産は、旅の余韻をいつまでも感じさせてくれることでしょう。