岐阜には魅力的なお土産がいっぱい！

岐阜のお土産には、地域の豊かな自然と伝統文化が息づいており、その多様性が魅力です。例えば、清流長良川を象徴する「登り鮎」や、岐阜の名産である飛騨牛を使ったグルメ商品は、自然の恵みを堪能できる逸品です。また、「五平餅」や「朴葉みそ」など、郷土料理をアレンジした商品は、岐阜の食文化を身近に楽しむことができます。季節限定のみょうがぼちのような特別感あふれる商品や、美濃和紙やさるぼぼグッズといった伝統工芸品も人気です。
 
これらのお土産は、岐阜の魅力を凝縮した品々で、旅の思い出を彩るだけでなく、贈り物としても喜ばれること間違いなし。岐阜の文化や自然を感じられるこれらのアイテムをぜひ旅行計画に取り入れてみてください。きっと、旅の思い出がより深く心に残るでしょう。

岐阜のおすすめお土産12選

栗の風味と金運を招く縁起物「栗きんとん」

出典：栗きんとん 中津川和菓子店 松葉

岐阜県東濃地方発祥の「栗きんとん」は、地元の特産品として広く知られる和菓子で、栗本来の風味を最大限に引き出した一品です。蒸した栗と砂糖のみを使い、茶巾で丁寧に絞って成形されるそのシンプルな製法が、ほろほろとした食感と濃厚な甘みを生み出しています。中津川市や恵那市では、江戸時代後期から栗きんとん作りが盛んに行われ、現在も老舗の和菓子店がその伝統を守り続けています。
 
一方で、「栗金団（くりきんとん）」はおせち料理の定番として知られ、黄金色が金運を象徴する縁起物です。さつまいもの餡に栗の甘露煮を混ぜたこの料理は、岐阜の栗きんとんとは異なるものの、いずれも栗の魅力を存分に楽しめる点で共通しています。
 
岐阜の栗きんとんは、その上品な甘さと伝統が詰まった味わいで、岐阜土産としても大変人気。旅の思い出や贈り物にぜひ選んでみてはいかがでしょうか。正月の祝い膳で楽しむ栗金団との違いを味わうのもまた一興です。

職人の手焼きが生む絶妙な食感「栃の実せんべい」

出典：飛騨物産館

岐阜県高山市や下呂市の名物「栃の実せんべい」は、地元ならではの伝統的なお菓子として親しまれています。栃の実を生地に練り込み、一枚一枚を職人が丁寧に手焼きすることで生まれるザクザクとした食感と香ばしさが特徴です。特に、明治28年創業の「前畑点心堂」は栃の実せんべいの元祖とされ、程よく軽い食感と上品な甘さで多くの人々に愛されています。
 
栃の実の加工には約1ヶ月もの手間がかかり、飛騨産の栃の実を使用するなど、素材へのこだわりが光ります。季節ごとに配合を調整するなど、職人技が随所に活かされた逸品です。口の中に広がる栃の実特有の香ばしさと優しい甘さ、そしてザラメ糖のアクセントが、素朴ながらも奥深い味わいを演出します。
 
日持ちが良く、旅行のお土産としても最適な「栃の実せんべい」。岐阜ならではの味わいを、自分用にも贈り物にもぜひ選んでみてください。

富士山型の断面が美しい郷土の銘菓「からすみ」

出典：農林水産省

岐阜県東濃地方の郷土菓子「からすみ」は、珍味のからすみとは異なる米粉を使った蒸し菓子で、その独特な形と素朴な味わいで知られています。富士山型の木型で成形されるため、断面が美しい富士山の形をしているのが特徴。もともとは桃の節句（4月3日）に各家庭で作られていましたが、現在では中津川の代表的な銘菓として広く親しまれています。
 
「からすみ」という名前の由来には、子宝や子孫繁栄を願い、縁起物の珍味「からすみ」に似せたという説が有力です。主原料は米粉、砂糖、水で、くるみや柚子を加えることでバリエーション豊かな味も楽しめます。そのもちっとした食感と上品な甘さが、地元の人々に長年愛されている理由です。
 
素朴で懐かしい味わいを持つ「からすみ」は、岐阜の文化や歴史を感じられる一品。お土産としてもおすすめで、旅の思い出を彩るとともに、郷土の温もりを感じさせてくれるでしょう。

老舗の技が生む至高のしっとり感「カステーラ」

出典：島川製菓

岐阜県恵那市の老舗菓子店「松浦軒本店」が手掛ける「カステーラ」は、創業1789年から伝統的な製法を守り続ける逸品です。砂糖、卵、小麦粉、蜂蜜というシンプルな材料で作られるこのカステーラは、江戸時代から受け継がれる技法によって、ふんわりしっとりとした独特の食感を実現しています。
 
松浦軒本店のカステーラ作りは、細部にまでこだわり抜かれています。石臼で材料を撹拌することで生地をきめ細やかに仕上げ、銅製の型で一つ一つ丁寧に焼き上げます。水あめを使用せず蜂蜜のみを用いることで、自然な甘さとふんわり感を生み出し、焼き上がり後に一晩寝かせることでしっとりとした口当たりを引き出しています。
 
この伝統製法がもたらす素朴ながら奥深い味わいは、地元の人々から長く愛されており、お土産としても非常に人気があります。恵那を訪れた際には、この歴史と職人技が詰まったカステーラをぜひ味わってみてください。世代を超えて受け継がれる味わいが、旅の思い出をさらに深めてくれることでしょう。

清流の優美さを表現した銘菓「登り鮎」

出典：玉井屋本舗

岐阜の銘菓「登り鮎」は、清流長良川を泳ぐ若鮎を模した和菓子で、岐阜の自然美を見事に表現しています。ふんわりと焼き上げられたカステラ生地で、もちもちとした求肥を包み込んだこのお菓子は、見た目の美しさと味の調和が魅力の一品です。創業100年以上の老舗「玉井屋本舗」の職人技が光る「登り鮎」は、そのスマートなフォルムと上品な甘さで、岐阜土産として高い人気を誇ります。
 
「登り鮎」のシンプルながらも洗練された味わいは、カステラ生地の香ばしさと求肥の柔らかな食感が絶妙に調和し、口にするたびに清流の爽やかさを感じさせます。また、贈答用に最適な化粧箱や美しい包装にもこだわりがあり、大切な方への贈り物としても喜ばれます。
 
夏季限定のイメージが強いものの、一部店舗では通年販売されているため、季節を問わず楽しむことができるのも嬉しいポイント。岐阜を訪れる際には、この自然と職人技が織りなす和菓子をぜひ手に取ってみてください。

素朴な味わいに懐かしさを感じる「八百津せんべい」

出典：YAOTSU MALL

岐阜県加茂郡八百津町の名物「八百津せんべい」は、小麦粉、砂糖、卵を主原料にした素朴な味わいで、地元の伝統を感じられる郷土菓子です。1921年頃に誕生し、戦後に全国的な人気を博したこのせんべいは、今では八百津町の重要な地場産業となっています。
 
八百津せんべいの最大の魅力は、無添加・無着色の自然な素材を活かした製法にあります。落花生、胡麻、生姜といった豊富なバリエーションに加え、地元産の醤油や茶葉を使用した商品も展開されており、伝統を守りながらも新しい味を追求しています。また、職人による手焼きの技が、せんべいの香ばしさと程よい甘さを引き立てています。
 
この懐かしさを感じさせる味わいは幅広い世代に愛され、地元の自然と文化が育んだ一品として親しまれています。お土産にもぴったりな「八百津せんべい」は、岐阜の伝統と新しい魅力を味わえるおすすめの郷土菓子です。訪れた際にはぜひ手に取ってみてください。

堂上蜂屋柿の甘みが凝縮「柿羊羹」

出典：楽天市場

岐阜県大垣市の老舗和菓子店「槌谷」が手掛ける「柿羊羹」は、1838年に創製された岐阜を代表する銘菓で、地元特産の堂上蜂屋柿を使用した贅沢な逸品です。堂上蜂屋柿は平安時代から「干柿一個に米一升」と言われるほど珍重され、その濃厚な甘みと香りを余すことなく活かした柿羊羹は、岐阜の自然と歴史が育んだ和菓子です。
 
製法は、11月頃に収穫した柿を天日干しし、10日ほどかけて果糖の白い粉が表面に現れるまで熟成させます。その干し柿をジャム状にすり潰し、砂糖と寒天を加えて煮詰め、伝統的な竹容器に流し込んで固めることで完成します。この工程により、甘さ控えめながらも柿本来の香りが強く感じられる風味豊かな羊羹が生まれます。
 
薄く切って冷やすとさっぱりとした味わいが引き立ち、お茶うけや贈り物としても喜ばれる「柿羊羹」。岐阜の自然の恵みと職人技が融合したこの銘菓は、地元を訪れる際にぜひ味わっていただきたい一品です。

初夏限定の伝統的な農家のおやつ「みょうがぼち」

出典：農林水産省

岐阜県美濃地方の初夏を彩る伝統的な郷土菓子「みょうがぼち」は、昔ながらの知恵と地元の素材を活かした素朴な和菓子です。小麦粉を主成分とした生地に、そら豆の餡を包み、みょうがの葉で巻いて蒸し上げるこのお菓子は、農作業の合間のおやつとして古くから親しまれてきました。
 
みょうがぼちの特徴は、みょうがの葉の殺菌効果を利用した昔ながらの製法に加え、そら豆の餡が持つ鉄分やタンパク質が農作業で疲れた体を癒してくれる点です。元祖とされる「菓匠とよだや」では、6月から9月末までの期間限定で販売しており、餡の豆をつぶしすぎず歯ごたえを残すなど、素材の良さを最大限に引き出す工夫がされています。その人気は非常に高く、販売開始直後には1日3,000個を売り上げるほどです。
 
岐阜の夏の風物詩として地元の人々に愛されるみょうがぼちは、他県から訪れる人々にも好評の一品。美濃地方を訪れる際には、この季節限定の名物をぜひ味わってみてください。地元の文化と自然の恵みを感じられる、岐阜ならではの味覚です。

抗菌性が高く昔ながらの知恵が詰まった「朴葉寿司」

出典：たかすのす

岐阜県の飛騨地方から東濃・中濃地方にかけて伝わる郷土料理「朴葉寿司」は、ホオノキの葉（朴葉）で包んだちらし寿司で、自然の知恵と実用性を兼ね備えた伝統的な一品です。この料理は、朴葉の持つ抗菌性と防カビ効果を活かし、暑い日でも安全に食べられる工夫がなされています。
 
朴葉寿司の魅力は、その機能性と味わいにあります。朴葉に包むことで箸がなくても手軽に食べられるため、かつては農作業や山仕事の携帯食として重宝されました。また、地域や家庭によって具材が異なり、鮭や卵、しいたけなどの豊かなバリエーションが楽しめるのも特徴です。さらに、現代の研究によって、朴葉の抽出液に強い抗菌性があることが確認されており、伝統的な知恵が食中毒予防にも寄与していることが科学的に裏付けられています。
 
素朴でありながら栄養バランスにも優れた朴葉寿司は、岐阜の自然と文化が生んだ逸品。地元の食文化を味わいながら、先人たちの工夫と知恵に思いを馳せることができる郷土料理です。訪れた際にはぜひ手に取って、朴葉の香りとともにその魅力を堪能してみてください。

鎌倉時代から伝わる珍しい燻製「母袋燻り豆腐」

出典：郡上八幡屋

岐阜県郡上市大和町の母袋地区で700年以上前から伝わる「母袋燻り豆腐」は、岐阜の自然と歴史が生んだ独特な燻製豆腐です。その起源は、平家の落人が製法を伝えたという説もあり、手間暇かけて作られるその味わいは今日まで受け継がれています。
 
母袋燻り豆腐は、通常の豆腐の約3倍の大豆を使い、天然にがりで固めた豆腐を郡上みそで漬け込んだ後、桜のチップで6時間かけて丁寧に燻製します。その製法により、スモークチーズを思わせる硬い食感と濃厚な味わいが特徴です。保存性が高いため、かつては山越えの旅の携帯食として重宝されてきました。
 
そのまま食べても美味しいですが、醤油やわさび、マヨネーズを添えることで風味が一層引き立ちます。また、料理に加えるアレンジも楽しめる万能な一品です。母袋燻り豆腐は、岐阜の豊かな自然と長い歴史の中で培われた郷土食品であり、地元の人々に愛され続けています。岐阜を訪れた際には、この風味豊かな逸品をぜひ味わってみてください。

朴の葉が香る至極の栗菓子「くり壱」

出典：恵那川上屋

岐阜県恵那市の老舗和菓子店「恵那川上屋」が手掛ける「くり壱」は、創業以来愛され続けるロングセラーの和菓子です。この銘菓は、岐阜名物の栗きんとんを芯に、甘さ控えめの蒸し羊羹を重ね、郷土料理にも使われる朴の葉で包んで蒸し上げた、風味豊かで繊細な一品です。
 
「くり壱」の特徴は、朴の葉が与える爽やかな香りと、北海道産の上質な小豆「むらさきあわせ」を使った滑らかなこし餡の組み合わせにあります。凝縮された栗きんとんの濃厚な味わいと、なめらかな羊羹が絶妙に調和し、上品な甘さを楽しめます。また、常温でも美味しいですが、冷蔵庫で1時間ほど冷やすと香りが一層引き立ち、ひんやりとした食感が加わるのも魅力です。
 
「くり壱」は、岐阜の自然の恵みと職人の技が生み出す、上品で繊細な味わいの和菓子として、地元のみならず全国的にも高い人気を誇っています。岐阜を訪れる際には、この特別な逸品をぜひ味わってみてください。贈り物にも最適な、心に残る一品です。

和と洋の絶妙なハーモニー「ふるーつ大福」

出典：養老軒

岐阜の和菓子店「養老軒」が手掛ける「ふるーつ大福」は、和菓子と洋菓子を見事に融合させた、まさに革新のスイーツです。ふわふわとした餅の中に、苺、バナナ、栗、つぶ餡、ホイップクリームが贅沢に詰め込まれたこの大福は、和洋折衷の味わいと食感を楽しめる一品です。
 
「ふるーつ大福」の魅力は、その独特な組み合わせだけでなく、季節限定という特別感にもあります。販売期間は10月下旬から6月中旬までで、1個378円（税込）という手頃な価格と、1個あたり242kcalという比較的低カロリーも嬉しいポイント。和菓子の食感を楽しみながら、洋菓子のようなクリーミーな味わいが口の中に広がります。
 
また、「ふるーつ大福」は宅配対応も可能で、贈り物としても人気の商品です。地元の人々はもちろん、観光客からも高い支持を得ており、岐阜の和菓子文化に新たな風を吹き込む存在となっています。伝統と革新が融合したこの大福は、岐阜のスイーツ文化の多様性を象徴する逸品です。訪れた際にはぜひ味わってみてください。

岐阜に行ったらお土産を買って帰ろう！

岐阜のお土産12選はいかがでしたでしょうか？歴史や自然、職人技が詰まった岐阜ならではの魅力が感じられる品々ばかりです。旅の思い出として自分用に選ぶのも良し、大切な人への贈り物として喜ばれること間違いなしです。定番のお菓子から地域限定の食品、心温まる雑貨まで、岐阜ならではの魅力を存分に楽しめるお土産が見つかるはずです。次回岐阜を訪れる際は、ぜひこれらのお土産を探してみてください。旅の余韻を味わいながら、岐阜の魅力を日常でも感じられる素敵なアイテムがきっとあなたの生活に彩りを添えてくれることでしょう。