沼津には美味しいご当地グルメや名物がいっぱい！

沼津は新鮮な海の幸と独自の食文化で知られる静岡県の港町で、代表的な名物料理には、アジの炊き込みご飯に生しらすや大葉をのせた郷土料理「ぬまづ丼」、皮が柔らかくジューシーな地元の人気グルメ「沼津餃子」、駿河湾で獲れたての生しらすをたっぷり使用した「生しらす丼」、メギスなどの珍しい深海魚を使ったバーガーや料理、そして桜えびを使った料理やかき揚げなどがあり、これらは沼津港周辺の飲食店や市場で味わえ、新鮮な魚介の美味しさと地元ならではの調理法を堪能できる沼津グルメの魅力が詰まっています。

沼津のおすすめ名物8選

沼津の海の恵みが一皿に凝縮「ぬまづ丼」

出典：沼津港*

ぬまづ丼は、沼津の海の幸を贅沢に盛り込んだ郷土料理で、アジの干物を炊き込んだご飯を基本に、生しらす、生桜エビ、アジのたたきを彩り豊かに盛り付けた一品です。沼津名産のアジの干物（全国シェア約4割）と駿河さばの出汁で炊いたご飯は旨味を凝縮しており、薬味醤油をかけながら食べ、最後はお茶漬けにして楽しむ独特の食べ方が特徴です。ぬまづ丼は2000年の「ぬまづ丼コンテスト」で誕生し、地元食材を活かした新しいレシピとして人気を博しており、沼津港周辺の「さかなや千本一」や「かもめ丸」などの店舗で味わえ、沼津の海の恵みを一皿で堪能できる名物料理として親しまれています。

駿河湾の神秘を味わう「深海魚料理」

駿河湾は日本一深い湾として知られ、その深海には独特の生態系が存在します。沼津では、この深海で獲れる珍しい魚介類を使った料理が人気を集めており、代表的な深海魚料理には、深海に生息する小型の魚を使ったメギスのフライやバーガー、唐揚げ、家庭で親しまれてきた「戸田とろはんぺん」のトロボッチ（メヒカリ）のすり身、珍しい深海のカニを贅沢に調理した高足ガニの釜揚げなどがあります。これらの料理は沼津港周辺の飲食店や「沼津深海魚水族館」に併設されたレストランで味わえ、深海魚料理はその独特の風味と食感、神秘的な魚の姿から観光客にも地元の人々にも人気の名物となっています。

朝獲れの鮮度が自慢「生しらす丼」

出典；PIXTA

沼津の生しらす丼は、朝獲れの新鮮さが最大の魅力で、駿河湾で早朝に漁獲されたしらすは独特の漁法により鮮度を保ちながら素早く港に運ばれ、この鮮度の良さによって生しらすは臭みがなく、甘みと旨味が際立ち、つるんとした食感が楽しめます。沼津港周辺の人気店では、「清水漁業協同組合用宗支所 直売所・どんぶりハウス」で極めて新鮮な生しらすを、「池田丸 腰越本店」で厳選された肉厚でプリプリした食感の生しらすを、「しらすや」でリーズナブルな価格で生しらす丼を楽しむことができます。また、多くの店では生しらすと釜揚げしらすを食べ比べられる丼も人気で、新鮮な生しらすの味わいを存分に楽しめる沼津の生しらす丼は、地元の人々にも観光客にも愛される名物料理となっています。

日本一の干物処で堪能する「ひもの」

出典；PIXTA

沼津は日本有数の干物生産地として知られ、特に「沼津ひもの」はその品質と風味で高い評価を受けています。沼津港周辺には多くの干物店が立ち並び、地元の人々や観光客に親しまれています。沼津ひものの特徴として、無添加製法で魚と塩のみを使用し保存料を含まない伝統的な製法、魚をさばくところから干すまで同じ職人が一貫して担当する職人技、トロさば、アジ、サンマ、アユなど様々な魚を使用した多様性があります。人気の干物店「沼津ふなと」では、厳選された素材と伝統的な製法により、干物の概念を変えるほどの高品質な商品を提供しており、また「干物屋ふじま」では、ハイパー干物クリエイターとして知られる藤間義孝氏が、若い世代にも魅力的な干物を提案しています。沼津の干物は、伝統と革新が融合した日本一の干物処ならではの逸品として、多くの人々に愛されています。

洋風アレンジで新たな魅力「オイルサバディン」

出典：かねはち

オイルサバディンは、沼津の伝統的な水産加工技術と洋風アレンジを融合させた新しい名物商品で、地元企業「かねはち」が開発したこの商品は、沼津港で水揚げされた新鮮なサバを使用し、独自の製法で加工しています。主な特徴として、伝統的な燻製技術と洋風オイル漬けの組み合わせ、ガーリックやブラックペッパーなど4種類のフレーバー展開があり、そのまま食べるだけでなく、パスタやサラダのトッピングなど多様な楽しみ方が可能です。オイルサバディンは、沼津の水産業の新たな可能性を示す革新的な商品として注目を集めており、地元の名産品としての地位を確立しつつあります。

深海の甘美な誘惑「深海プリン」

出典：沼津深海プリン工房

沼津深海プリン工房が開発した「深海プリン」は、沼津の新名物として人気を集めています。このユニークなデザートの特徴として、深海をイメージした鮮やかなブルーのラムネジュレがプリンの上に載っており、地元の丹那牛乳と国産卵を使用した滑らかな食感のプリンは、素材の味を引き出しています。2019年に沼津ブランドに認定され、2021年にはモンドセレクション金賞を受賞するなど、その品質の高さも証明されています。また、「青とプリンとジェラートと」という2号店では、より深い青色の「深深海プリン」も提供されており、この斬新なデザートは沼津の深海イメージを視覚的にも味覚的にも楽しめるフォトジェニックな観光名物となっています。

和洋折衷の斬新スイーツ「深海もなか」

出典：しーらかんすCafe

沼津の新しい名物スイーツとして注目を集めているのが「深海もなか」です。この斬新なスイーツは、伝統的な和菓子であるもなかに洋風の要素を取り入れ、沼津の深海イメージを表現しています。薄い青色のもなかの皮にラムネ風味のクリームを詰めた独特の味わいが特徴で、フランス産イズニーバターとゲランドの塩を使用し、和洋折衷の味を実現しています。また、パッケージには深海生物のシーラカンスをモチーフにしたデザインを採用し、見た目にも楽しませてくれます。「深海もなか」は、地元の和菓子店と洋菓子職人のコラボレーションによって生まれた商品で、伝統的な和菓子の技術と現代的なフレーバーの融合により、沼津の新しい魅力を発信する人気商品として定着しつつあり、観光客向けのお土産としても注目を集めています。

港町の新名物「沼津バーガー」

出典；PIXTA

沼津港の新しい名物として注目を集めているのが「沼津バーガー」です。このユニークなハンバーガーは、沼津の海の幸を活かした創意工夫に満ちた一品で、深海魚バーガーは駿河湾の深海に生息するメギスをフライにし、オリジナルソースと合わせた看板メニューです。また、サメバーガーは沼津産の2種類のサメの身を使用し、マスタードの風味がアクセントとなっています。さらに、アジフライバーガーは新鮮なアジをさっくりと揚げ、タルタルソースとの相性が抜群です。「沼津バーガー」は、港八十三番地モール内にあるハンバーガー＆カフェで提供されており、地元の食材を活かした新しい味わいとしてメディアでも多数紹介されています。海鮮料理が中心の沼津港エリアで、新たな魅力を発信する人気スポットとなっています。

沼津の名物を求めて旅に出よう！

沼津の名物は、地元の新鮮な食材を生かした料理から、心温まるお菓子やスイーツまで多彩に揃っています。特に、沼津港で楽しむ海鮮丼や名物のうなぎは絶品で、訪れる際にはぜひ味わっていただきたい一品です。また、地元の職人が手掛けるお土産やスイーツも魅力的で、旅行の思い出やお土産に最適です。美味しい名物を通じて、沼津の豊かな食文化を感じてみてはいかがでしょうか。あなたの旅を彩る素敵なお土産がきっと見つかるはずです。