
新潟のおすすめツーリングスポット10選!定番人気スポットや穴場の見どころを紹介
記事の目次
新潟には魅力的なツーリングスポットがたくさん!
日本一の米どころとして知られる新潟県は、美しい日本海の海岸線と四季折々の自然が楽しめるツーリングの聖地です。県内には、海沿いを走る越後七浦シーサイドラインや、雄大な山々に囲まれた田園風景が広がる国道17号線など、バイク乗りにとって爽快なルートが豊富にあります。
新潟のツーリングの魅力は、景観だけでなく食文化にもあります。ピア万代や寺泊魚の市場通りでは新鮮な海産物を、道の駅では地元の特産品や魚沼産コシヒカリなどの名産米を堪能できます。また、清津峡や星峠の棚田などのインスタ映えスポットや、親不知海岸、龍ヶ窪といった自然の絶景も点在しており、走る楽しさと観光の両方を満喫できるのが新潟ツーリングの大きな魅力です。
新潟のおすすめツーリングスポット10選
天空の絶景ワインディングロード「魚沼スカイライン」
出典;PIXTA
魚沼スカイラインは新潟県の十日町市と南魚沼市を結ぶ全長18.8kmの県道560号線で、魚沼丘陵の稜線を南北にトラバースする本格的な山岳ワインディングルートです。標高1,000m前後の尾根伝いを走るこの道からは、魚沼盆地の壮大なパノラマと日本最高級の米「魚沼産コシヒカリ」の田園風景、遠くには霊峰八海山を望むことができます。魚沼展望台、十日町展望台、八箇峠展望台の3カ所に設けられた展望スポットは、夜には関越道のイルミネーションと魚沼盆地の灯火が織りなす絶景夜景スポットとしても知られています。
道路自体は勾配がきつく道幅が狭い区間やブラインドコーナーが多いため、快適なツーリングというよりは「個性的なワインディングロード」という表現がぴったりです。交通量は非常に少ないものの、高速で走る地元ライダーも多いため注意が必要です。アクセスは関越自動車道の塩沢石打ICが最寄りで、首都圏から北信州への最短ルートでもあるため、信州旅行の序盤の楽しみとしても活用できる穴場的スポットです。
新潟市の歴史と風格を感じるシンボルブリッジ「萬代橋」
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信濃川に架かる萬代橋(ばんだいばし)は、新潟市のシンボルとして市民に親しまれている重要文化財です。1929年(昭和4年)に完成した現在の三代目萬代橋は、美しい連続アーチと御影石の重厚な外観が特徴で、橋長306.9m、幅22.0mの堂々とした姿を誇ります。もともとは「よろずよばし」と命名され、萬代までも新潟の発展に尽くすようにとの願いが込められていました。
1964年(昭和39年)の新潟地震では、他の橋が被害を受ける中、萬代橋はほとんど無傷で耐え抜き、市民の避難や災害復旧に大きな役割を果たしました。2004年には国の重要文化財に指定され、東京の日本橋に次いで国道に架かる橋梁としては2番目の指定となりました。昼は力強く、夜はライトアップされた優しい表情を見せる萬代橋は、信濃川ウォーターシャトルからの眺めも美しく、新潟観光の定番スポットとなっています。
日本海の絶景と夕日を満喫「笹川流れ」
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笹川流れは澄み切った碧い海が美しく、日本屈指の透明度を誇る海岸として知られています。国の名勝及び天然記念物に指定されたこの11kmの海岸線では、眼鏡岩や恐竜岩といった数々の奇岩が連なる豪壮な景観が広がっています。特に美しい景色を堪能するなら遊覧船がおすすめで、約40分間の船旅では途中でカモメへの餌付け体験もでき、迫力満点の光景を楽しめます。
笹川流れの魅力は海だけではありません。「笹川流れ塩工房」では、この地域の海水100%を使用した手作りの塩を味わえます。また、道の駅笹川流れ「夕日会館」からは、日本海に沈む感動的な夕日を眺めることができ、特別な夕暮れクルーズも月1回運航されています。四季折々で表情を変える海岸線は、朝の静けさから夕暮れのロマンチックな景色まで、一日を通して異なる魅力を見せてくれる絶景スポットです。
アートと自然が融合する絶景トンネル「清津峡渓谷トンネル」
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清津峡渓谷トンネルは、新潟県十日町市にある日本三大峡谷の一つ「清津峡」を安全に楽しむために造られた全長750mのトンネルで、2018年の「大地の芸術祭」でリニューアルされ、中国の建築家集団「マ・ヤンソン / MADアーキテクツ」によるアート作品「Tunnel of Light」として生まれ変わりました。このトンネルは自然の「5大要素」(木、土、金属、火、水)を利用した空間デザインが特徴で、特に終点の「パノラマステーション」は床一面が水鏡となっており、四季折々の峡谷の景色が美しく映り込むインスタ映えスポットとして人気を集めています。
トンネル内には3つの見晴所があり、それぞれが異なるアート体験を提供しています。第一見晴所では柱状節理の岩肌を間近に見ることができ、第二見晴所には外から中は見えないが中からは外が見える特殊素材を使ったメタリックなトイレが設置され、第三見晴所では鏡面のライトが幻想的な空間を演出しています。常に21〜24℃に保たれたトンネル内は天然のクーラーとなっており、暑い季節でも快適に観光できる魅力的なスポットです。
春の雪流れが織りなす壮大な水景「破間川ダム」
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新潟県魚沼市大白川にある破間川(あぶるまがわ)ダムでは、毎年4月上旬から中旬にかけて「雪流れ」と呼ばれる幻想的な自然現象が見られます。冬の間に約4メートルも積もった雪が、春の訪れとともに周囲の山から流れ込む大量の雪解け水によって水面に浮かび上がり、まるで北海道の流氷のような光景を作り出します。この現象は気象条件に左右され、暖冬少雪の年は見られないこともありますが、2025年は雪が多く気温も一気に上昇したため、「久しぶりに好条件がそろい、迫力ある景色を期待できる」と期待が高まっています。
雪流れを最も美しく観賞できるビューポイントは、赤い浅草大橋の上や浅草山荘へ向かう坂の途中、ダム手前のトンネルを抜けた待避所などがあります。時間帯によっても景色は変化し、朝は朝日に照らされてキラキラと輝き、夕方には夕陽でオレンジ色に染まり、夜には満天の星空と月明かりに照らされた幻想的な風景を楽しめます。関越自動車道「魚沼IC」から車で約50分とアクセスも良く、新潟ツーリングの春の絶景スポットとして人気を集めています。
波しぶきと断崖絶景の爽快ルート「越後七浦シーサイドライン」
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越後七浦シーサイドラインは、新潟市西蒲区の角田浜から長岡市寺泊町の野積までの約14kmを結ぶ海岸沿いの絶景ルートです。日本海の荒波が長年かけて形成した奇岩や断崖絶壁の間を縫うように走るこの道は、海面スレスレの低い位置から豪快なアップダウンを繰り返す、まさにローラーコースターのような爽快感が魅力。特筆すべきは、波の荒い日には路面に波しぶきが打ち上げられる迫力満点の体験ができることで、バイクや車で駆け抜ける旅の記憶に強烈な印象を残します。
沿道には角田岬灯台、雷岩、獅子ヶ鼻などの絶景スポットが点在し、晴れた日には佐渡島も望めます。交通量は少なめですが、路肩が狭く停車スポットが限られているため、安全に配慮した走行が必要です。北陸自動車道「巻潟東IC」から車で約40分とアクセスも良く、日本海の濃い群青色と白波のコントラストを楽しみながら、全国的にはマイナーながらも強烈なインパクトを持つこの絶景ロードは、新潟ツーリングの隠れた名所といえるでしょう。
神秘の湧水とエメラルドグリーンの池「龍ヶ窪の池」
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龍ヶ窪の池は新潟県津南町に位置する神秘的な湧水池で、環境省の「全国名水百選」に選定されています。この池の最大の特徴は驚異的な湧水量で、毎分30トン、日量43,000トンもの水が湧き出し、約1.2ヘクタールの池の水が1日で完全に入れ替わります。この豊富な水量により池は決して濁ることなく、周囲の森林を映し出す美しいエメラルドグリーンの水面を保っています。
水質も特筆すべきもので、湧出口付近の水温は年間を通して6.5〜6.9℃と一定で、超軟水の清涼でまろやかな味わいが特徴です。池の周辺には飲料水として汲める場所があり、多くの人々が水筒やタンクに入れて持ち帰ります。1974年に新潟県自然環境保全地域に指定され、地域住民の生活用水として大切に守られてきたこの池には、龍神伝説が数多く残されており、神聖な場所として崇められています。
四季折々の花と歴史を楽しむ城址公園「高田城址公園」
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高田城址公園は、徳川家康の六男・松平忠輝によって築城された高田城の跡地に造られた公園で、新潟県の史跡に指定されています。春には約4,000本の桜が咲き誇り、「日本三大夜桜」のひとつに数えられる美しい夜桜が楽しめます。特に三重櫓とぼんぼりの灯りに照らされた桜がお堀の水面に映る光景は幻想的で、毎年3月下旬から4月上旬には「高田城址公園観桜会」が開催されます。
夏には約19万㎡の外堀一面に蓮の花が咲き乱れ、その規模と美しさから「東洋一」と称される「観蓮会」が7月中旬から8月下旬に開催されます。秋は紅葉、冬は雪化粧した三重櫓と極楽橋という四季折々の表情を見せる公園内には、歴史博物館や図書館などの文化施設も充実しており、市民の憩いの場となっています。
夏の大地を彩るひまわりの楽園「津南ひまわり広場」
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津南ひまわり広場は新潟県中魚沼郡津南町に位置する夏の風物詩で、約4ヘクタールの広大な畑に約50万本のひまわりが咲き誇る人気観光スポットです。1990年に地元の青年農業士が遊休農地を活用して始めたこの広場は、現在では3つの区画に分けて咲く時期をずらし、長期間にわたって見頃を楽しめるよう工夫されています。例年7月下旬から8月中旬にかけて開催され、入場は無料ですが駐車場は有料(普通車1,000円、300円分のクーポン付き)となっています。
広場内では約180cmの高さのひまわりで作られた「ひまわり迷路」や地元の小学生による「かかし展示会」が人気を集め、地元の露店では新鮮な野菜や特産品、軽食やスイーツも楽しめます。見晴台からは一面に広がるひまわりの海が一望でき、まさに”夏の絶景”として多くの写真愛好家も訪れる新潟の隠れた名所です。2017年には住民投票により津南町の町花にも選ばれ、地域に愛される観光資源となっています。
雲海に浮かぶ絶景の棚田「星峠の棚田」
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星峠の棚田は新潟県十日町市に位置する約200枚もの棚田が山の斜面に広がる絶景スポットで、「にほんの里100選」にも選ばれた日本の原風景を今に伝える名所です。特に人気なのが、早朝に発生する雲海に浮かぶ棚田の幻想的な風景で、6月下旬と9月の早朝には運が良ければこの神秘的な光景に出会えます。
星峠の棚田の魅力は季節によって変わる表情にもあります。春から初夏(4月下旬〜6月上旬)と秋(10月下旬〜11月中旬)には棚田に水が張られ、周囲の景色が映り込む「水鏡」が見られます。夏には青々とした稲が生い茂り、秋には黄金色に輝く稲穂が広がり、冬には雪化粧した幻想的な景色が楽しめます。なお、この棚田は観光地ではなく農家の方々が守り続ける生きた農地であるため、訪問の際はマナーを守ることが大切です。
新潟の人気ツーリングスポットを満喫!
新潟には、海・山・温泉といった自然の魅力が詰まったツーリングスポットが数多く存在します。四季折々の風景を楽しみながら、グルメや観光も満喫できるのが新潟ツーリングの醍醐味。今回ご紹介した10選は、どれもライダーにとって忘れられない旅の思い出になるはずです。ぜひ次のツーリング計画に、新潟を選んでみてはいかがでしょうか?心地よい風と絶景が、あなたを待っています。
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