日本三景はどこにある?松島・天橋立・宮島の行き方・見どころを徹底解説!
記事の目次
日本三景とは?どこにある?
日本三景は、松島(宮城県)、天橋立(京都府)、宮島(広島県)の3つの景勝地を指します。江戸時代初期に儒学者の林春斎が「日本国事跡考」で卓越した三つの景観として選定し、以来日本を代表する絶景として広く知られるようになりました。松島は太平洋に浮かぶ260余りの島々が織りなす風景、天橋立は日本海に突き出た全長3.6kmの砂州と松並木、宮島は瀬戸内海に浮かぶ厳島神社の大鳥居が特徴的です。これらの景勝地は、それぞれ独自の自然美と歴史的魅力を持ち、古くから多くの人々を魅了してきました。なお、7月21日は林春斎の生誕日にちなんで「日本三景の日」とされています。
松島・天橋立・宮島3つの景勝地を徹底ガイド
松島(宮城県)
出典;PIXTA
松島は宮城県の沿岸部に位置し、太平洋に面した松島湾に260余りの島々が点在する景勝地です。日本三景の一つとして古くから知られ、伊達政宗ゆかりの地としても有名です。主な見どころには、湾内を巡る松島遊覧船や伊達政宗ゆかりの瑞巌寺、五大堂などがあります。また、松島の景観を様々な角度から楽しめる「松島四大観」と呼ばれる4つの展望スポットがあり、それぞれ「壮観・大高森」「麗観・富山」「偉観・多聞山」「幽観・扇谷」と名付けられています。グルメでは、地元の名産である牡蠣や穴子を楽しめる飲食店も多く、観光と食の両面で訪れる人々を魅了しています。
松島の行き方・アクセス方法
松島へのアクセスは、電車と車の両方で便利です。電車の場合、東京駅から東北新幹線で仙台駅まで約1時間30分、そこから仙石線に乗り換えて松島海岸駅まで約40分で到着します。仙台駅からは東北本線の利用も可能で、約25分で松島駅に到着します。
車でのアクセスは、東北自動車道を利用し、仙台宮城ICから三陸自動車道に入り、松島海岸ICで降りると松島の中心部まで約5分です。駐車場は、松島公園内に複数あり、合計で約500台以上の収容が可能です。また、町営の三十刈駐車場は310台収容可能で無料です。
観光の中心となる遊覧船乗り場や五大堂などの主要スポットは、松島海岸駅から徒歩約6分の場所にあり、アクセスが非常に便利です。
松島の見どころ
松島の主な見どころは、美しい島々を巡る遊覧船と歴史的建造物です。松島島巡り観光船では、約50分かけて松島湾内の絶景を楽しむことができます。船上からは、仁王島や鐘島、桂島などの奇岩や松の美しさを間近に体感できます。
歴史的建造物としては、伊達政宗ゆかりの瑞巌寺が有名です。5年の歳月をかけて創建されたこの寺院は、松島観光の中心的存在です。また、円通院も見逃せません。伊達政宗の嫡孫・光宗公の菩提寺として建立され、四季折々の美しい庭園が魅力です。
松島の魅力は景観だけでなく、グルメも楽しめます。松島さかな市場では、新鮮な海産物や名物の「松島かきバーガー」を味わえます。これらの観光スポットは、JR松島海岸駅から徒歩圏内にあり、アクセスも便利です。松島は、自然美と歴史、そして食の魅力が凝縮された観光地といえるでしょう。
天橋立(京都府)
出典;PIXTA
天橋立は京都府北部の宮津湾に位置し、日本三景の一つとして知られる特別名勝です。全長約3.6km、幅20~170mの砂州に約6,700本の松が生い茂る独特の景観が特徴で、「飛龍観」「昇龍観」「一字観」「雪舟観」と呼ばれる4つの視点場から楽しむことができます。天橋立は、「日本の白砂青松百選」や「日本の渚百選」など、多数の日本百選に選ばれています。観光の楽しみ方は多様で、展望所からの眺望、砂州内の散策、自転車や船での周遊、海水浴などがあります。また、夏には「天橋立炎の架け橋」や「宮津灯籠流し花火大会」などの行事が開催され、四季を通じて多くの観光客で賑わいます。
天橋立の行き方・アクセス方法
天橋立へのアクセスは、主に電車、高速バス、車の3つの方法があります。京都駅から特急列車を利用すると約2時間で天橋立駅に到着し、料金は約4,000円です。高速バスを利用する場合、京都駅から約2時間~3時間で天橋立に到着し、料金は約2,900円です。車での所要時間は京都市から約1時間20分、大阪から約1時間40分です。天橋立には複数の駐車場があり、文珠エリアの智恩寺駐車場(100台収容、600円)や府中エリアの元伊勢籠神社駐車場(120台収容、700円)などが利用可能です。どの交通手段も所要時間に大きな差はないため、予定や予算に合わせて選択するのがよいでしょう。
天橋立の見どころ
天橋立の主な見どころは、その独特の景観と周辺の観光スポットです。最も人気があるのは「股のぞき」で知られる天橋立ビューランドで、ここからは天橋立が龍が天に昇るように見える「飛龍観」を楽しめます。また、傘松公園からは「昇龍観」と呼ばれる景色が見られ、ケーブルカー沿線には約100本の桜が咲く名所もあります。
天橋立の砂州内を散策したり、自転車で巡ったりするのも人気です。全長約3.6kmの砂州には約6,700本の松が生い茂り、美しい景観を作り出しています。また、天橋立観光船で海上から景色を楽しむこともできます。
文化的な見どころとしては、元伊勢籠神社や智恩寺などの歴史ある神社仏閣があります。特に智恩寺には国宝の「天橋立図」が所蔵されています。さらに、天橋立ワイナリーでは地元産ワインの試飲や購入ができ、新たな観光スポットとして注目を集めています。
宮島(広島県)
出典;PIXTA
宮島は広島県廿日市市にある瀬戸内海に浮かぶ島で、世界文化遺産に登録されている嚴島神社が有名です。島全体が信仰の対象とされ、原始林の濃緑、海の碧、大鳥居の朱色が織りなす景観は日本最古の風景画のようだと称されています。
主な見どころは、海上に建つ朱塗りの大鳥居と嚴島神社です。嚴島神社は平安時代の寝殿造りの美しさを今に伝え、本社を中心に大小の神社や舞台、楽房が108間に及ぶ廻廊で結ばれています。また、弥山山頂へのロープウェイからは瀬戸内海の絶景が楽しめ、紅葉谷公園では四季折々の自然美を堪能できます。
宮島へのアクセスは、宮島口桟橋からフェリーで約10分です。JR宮島連絡船と宮島松大汽船の2社が運航しており、便利に利用できます。島内は古くからの町並みを残しているため、道路が狭く路地が多いので、観光の際は注意が必要です。
宮島の行き方・アクセス方法
宮島へのアクセスは、主に広島市内からの交通手段が利用されます。JRを利用する場合、広島駅から山陽本線で宮島口駅まで約25分、その後フェリーで約10分で宮島に到着します。路面電車を利用する場合は、広島電鉄の広島駅から広電宮島口駅まで約60分、そこからフェリーで約10分です。また、広島港(宇品港)から直接宮島へ向かう高速船もあり、約30分で到着します。車でアクセスする場合は、広島岩国道路の大野ICまたは廿日市ICから国道2号線を経由して宮島口まで約10分、そこからフェリーで宮島に渡ります。なお、宮島へのフェリーは、JR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船の2社が約15分間隔で運航しており、乗船時間は約10分です。
宮島の見どころ
宮島の主な見どころは、世界文化遺産に登録されている嚴島神社と、その象徴的な海上に浮かぶ大鳥居です。嚴島神社は平安時代の寝殿造りの美しさを今に伝え、本社を中心に大小の神社や舞台が108間に及ぶ廻廊で結ばれています。また、弥山山頂へのロープウェーからは瀬戸内海の絶景が楽しめます。
宮島では、シーカヤックや参拝遊覧船など、海上からの独特な観光体験も人気です。シーカヤックでは、初心者でも気軽に大鳥居近くの海上から嚴島神社を見学できます。夕暮れ時には、参拝遊覧船で大鳥居をくぐり、ライトアップされた幻想的な風景を楽しむことができます。
島内には、豊国神社や大聖院、五重塔など歴史的な建造物も多く、豊かな自然と相まって、神秘的な雰囲気を醸し出しています。これらの観光スポットは、宮島の玄関口である宮島桟橋から徒歩で巡ることができ、島内に生息する人懐こい鹿たちとの出会いも観光の楽しみの一つとなっています。
日本三景を見にいこう!
日本三景、松島、天橋立、宮島は、それぞれが異なる自然の美しさと歴史的価値を持ち、訪れる者に深い感動を与えてくれます。松島の島々に囲まれた風景、天橋立の長大な砂洲からの眺望、宮島の厳島神社の神秘的な鳥居など、どのスポットも見どころ満載です。アクセスも便利で、各地の魅力を存分に楽しむことができます。これらの景勝地を巡ることで、日本の自然美と文化に触れる素晴らしい体験が得られるでしょう。旅行の際にはぜひ、日本三景の絶景を堪能してください。
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