三重の名物13選!お土産の定番からお菓子&スイーツやご当地グルメまで紹介
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三重には美味しいご当地グルメや名物がいっぱい!
三重県は豊かな自然と歴史に恵まれた地域で、多彩な食文化を誇ります。伊勢うどんは、柔らかくゆであげた極太の麺に濃厚な醤油だれをかけた郷土料理として人気です。松阪牛は、風味豊かでとろけるような柔らかさが特徴の高級和牛として知られています。海の幸も豊富で、伊勢志摩地方の「てこね寿司」や桑名の「天然はまぐり」などが名物となっています。また、「赤福」や「へんば餅」といった伝統的な和菓子も三重県を代表する名物の一つです。これらのご当地グルメや名物は、三重県の食文化の豊かさと多様性を象徴しています。
三重のおすすめ名物13選
濃厚タレと極太麺の絶妙ハーモニー「伊勢うどん」
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伊勢うどんは、三重県伊勢市を中心に愛される郷土料理で、極太の柔らかい麺と濃厚な黒いタレが特徴です。麺は三重県産の小麦「あやひかり」などを使用し、じっくり熟成させてモチモチとした食感を実現しています。タレは、たまり醤油をベースに鰹節、煮干し、昆布などでだしを取り、約2時間煮詰めて作られます。見た目は濃厚ですが、実際に食べるとあっさりとした味わいで、麺との相性が抜群です。江戸時代以前から伊勢神宮の参拝客に振る舞われてきた歴史があり、現在では「お伊勢参りには伊勢うどんが欠かせない」と言われるほど人気のソウルフードとなっています。
伊勢神宮参拝の定番お土産「赤福」
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赤福は、伊勢神宮参拝の定番お土産として300年以上の歴史を持つ名物餅菓子です。1707年の創業以来、五十鈴川のせせらぎをかたどった特徴的な形状で親しまれてきました。白いお餅の上に北海道産小豆を使用したなめらかなこし餡をのせ、三筋の形で清流を表現しています。赤福本店では、3年以上の修業を積んだ「餅入れさん」と呼ばれる職人が手作業で赤福餅を作る様子を見学できます。お土産用の折箱は8個入り900円、12個入り1,300円で販売されており、伊勢だよりと呼ばれる店主からの手紙が同封されるのも特徴です。また、毎月1日限定で販売される「朔日餅」は、季節ごとに変わる味わいで人気を集めています。
日本が誇る最高級ブランド和牛「松阪牛」
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松阪牛は、日本三大和牛の一つとして知られる最高級ブランド和牛です。三重県松阪市を中心とした地域で生産され、きめ細かな霜降りと柔らかな肉質が特徴です。松阪牛の定義は厳格で、松阪牛個体識別管理システムに登録された黒毛和種の未経産雌牛で、指定された生産区域で最長・最終の肥育期間を過ごしたものに限られます。その歴史は江戸時代にさかのぼり、兵庫県但馬地方から農耕用として導入された牛が、後に肉牛として評価されるようになりました。松阪牛の品質は、肉質等級5の「金」、4の「銀」と評価され、900日以上肥育された牛は「特産松阪牛」と呼ばれます。この希少性と品質の高さから、松阪牛は「肉の芸術品」とも称され、日本が世界に誇る最高級の牛肉として広く認知されています。
伊勢志摩の海の幸を贅沢に「てこね寿司」
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てこね寿司は、伊勢志摩地方の郷土料理として親しまれている独特の寿司です。その起源は、忙しい漁の合間に漁師たちが船上で手早く食事を取るために考案したとされています。新鮮な魚、主にカツオやマグロなどの赤身を醤油ベースの甘辛いタレに漬け込み、酢飯と一緒に手で混ぜ合わせて食べるのが特徴です。
現在では、伊勢志摩を訪れる観光客をもてなす料理として進化し、各店舗や家庭で独自の味付けや具材を用いて提供されています。例えば、伊勢市の「すし久」では、地元三重県産の御絲米を使用した柔らかい酢飯と、丁寧に仕込まれたカツオの組み合わせが人気です。てこね寿司は、新鮮な海の幸と地域の食文化を一度に楽しめる、伊勢志摩を代表する魅力的な郷土料理となっています。
三重の漁師町発祥!驚きの調理法「残酷焼き」
「残酷焼き」は、三重県の漁師町で生まれた独特の調理法で、主に伊勢エビやアワビなどの新鮮な魚介類を生きたまま豪快に焼く料理です。この調理法は、海女や漁師が海から上がった後、冷えた体を温めながら獲れたての海産物を即席で調理して食べたことに由来します。伊勢志摩地方の多くの旅館や民宿で提供される人気メニューとなっており、目の前で調理される様子を楽しめるのが特徴です。伊勢エビの場合、生きたまま焼くことで身がプリップリになり、エビミソの濃厚な味わいを堪能できます。アワビやサザエなども同様に焼かれ、磯の香りと天然の塩味が楽しめる郷土料理として親しまれています。この「残酷焼き」は、三重県の豊かな海の恵みと漁師町の食文化を体現する、独特かつ魅力的な調理法といえるでしょう。
鳥羽の新ご当地グルメ「とばーがー」
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「とばーがー」は、三重県鳥羽市が2007年に官民共同で開発した新しいご当地グルメです。このバーガーは、鳥羽の豊富な食材を手軽に味わってもらい、まち歩きを楽しんでもらうという思いから生まれました。鳥羽市が認定する「とばーがー」の定義は、地元食材を1品以上パテに使用し、注文を受けてから作ること、そして鳥羽市内で販売されることです。伊勢えび、たこ、牡蠣、じゃこ、あわびなど、鳥羽産の新鮮な海産物をパテにした多様なバリエーションが楽しめます。鳥羽市内の限定販売で、観光客にとっては鳥羽の味覚を手軽に楽しめる新名物となっています。
ソースが決め手の地元民愛する洋食「四日市とんてき」
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四日市とんてきは、三重県四日市市の名物料理として地元で愛されている洋食です。厚切りの豚ロース肉を、にんにくとラードで焼き上げ、特製のソースをからめて仕上げるのが特徴です。このソースは、ウスターソースをベースにしたにんにく風味の甘辛い味わいで、四日市とんてき協会公認の専用ソースも販売されています。
調理方法は、豚肉をグローブ状に切り込みを入れて焼き、ソースを絡めながらソテーします。付け合わせには千切りキャベツが添えられ、ボリューム満点の一品となっています。四日市とんてきは、その濃厚な味わいとにんにくの香りが食欲をそそり、ご飯との相性も抜群で、地元の人々だけでなく観光客にも人気のご当地グルメとなっています。
伊勢湾の宝石を堪能「はまぐり料理」
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桑名市は古くから蛤の産地として知られ、その蛤料理は「伊勢湾の宝石」と称されるほど珍重されています。特に「焼き蛤」は江戸時代から名物として親しまれ、十返舎一九の「東海道中膝栗毛」にも登場する程の人気を誇ります。桑名産の蛤は大きいもので殻長8cmに達し、実が大きく柔らかで、口に含むとほのかな甘みと独特の風味が広がります。地元の料理店では、焼き蛤をはじめ、しゃぶしゃぶ、天ぷら、蛤寿司など多彩な調理法で蛤料理を提供しており、その味わいは桑名の食文化を象徴するものとなっています。蛤料理は、伊勢湾の豊かな恵みと桑名の伝統的な食文化を一度に楽しめる、三重県を代表する魅力的な郷土料理といえるでしょう。
一口サイズで食べやすい「津ぎょうざ」
津ぎょうざは、三重県津市の名物として知られる特大サイズの揚げ餃子です。その特徴的な大きさは、通常の餃子の約4倍にもなり、直径15cmもあります。この巨大な餃子は、1985年頃に学校給食で誕生しました。当時の栄養士が「子どもたちの記憶に残るメニューを作りたい」という思いから考案し、大量調理の効率化のために大きなサイズになったとされています。津ぎょうざは、パリッとした皮とジューシーな具が特徴で、豚ミンチ、キャベツ、ニラなどが入った具材は食べごたえ抜群です。2008年にはご当地グルメ化され、現在では市内の飲食店や全国の催事で楽しむことができ、津市の子どもたちの誇りとなっています。
鰻と卵のハーモニー「津のうな丼」
津市は、かつて市民一人当たりのうなぎの消費量が日本一になったこともある、うなぎ料理の名所として知られています。「津のうな丼」は、地元で愛される郷土料理の一つで、炭火で香ばしく焼き上げたうなぎの上に、とろとろの半熟卵をのせるのが特徴です。
うなぎは関西風に背開きでさばき、備長炭で焼き上げることで、皮目はパリッと、身はジューシーに仕上げられます。タレは各店舗で代々受け継がれた秘伝のレシピを使用し、甘めの味付けが多いのも特徴です。地元の契約農家から仕入れた米を使用するなど、地産地消にもこだわっています。津市内には20軒を超えるうなぎ専門店があり、地元の人々に日常的に親しまれている食文化となっています。
地元食材がたっぷり「鈴カレー」
「鈴カレー」は、三重県鈴鹿市の地域ブランドとして誕生した特色あるカレーです。その定義は、カレー粉と鈴鹿の地元食材を2品以上使用した「鈴鹿ならではのカレー」とされています。このユニークな取り組みは、地元の食材を活用し、鈴鹿市の魅力を発信する目的で始まりました。参加店舗は市内に多数あり、それぞれが創意工夫を凝らしたオリジナルの鈴カレーを提供しています。毎年開催される「あなたが選ぶ鈴カレーのお店」コンテストでは、来店客の投票によって優勝店舗が決定され、地域の活性化にも貢献しています。また、「鈴カレースタンプラリー」などのイベントも開催され、観光客や地元の人々に親しまれています。中には、3年連続でグランプリを獲得し、スープカレーで有名になった純喫茶もあるなど、鈴カレーは鈴鹿市の新たな食文化として定着しつつあります。
味噌の風味が香る郷土の味「亀山みそ焼きうどん」
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亀山みそ焼きうどんは、三重県亀山市の郷土料理として親しまれているB級グルメです。太めのうどんを野菜や肉と一緒に鉄板で焼き、赤味噌ベースの特製味噌ダレで味付けするのが特徴です。にんにくの香りが食欲をそそるピリ辛みそ味で、各店舗が独自の調合で作る味噌ダレにより、様々な味わいを楽しむことができます。亀山市内には多くの専門店があり、席に大きな鉄板が用意され自分で焼きながら食べるスタイルのお店や、厨房で調理されたものが提供されるお店など、様々な楽しみ方があります。この郷土料理は地元の人々に愛されるだけでなく、B-1グランプリにも出場するなど、亀山市を代表する名物として全国的にも知られるようになっています。
温まる郷土の味「名張牛汁」
名張牛汁は、三重県名張市の郷土料理として親しまれているご当地グルメです。元々は地元の精肉店で賄い料理として食されていた吸い物が発展したもので、伊賀牛を使った和風醤油だし仕立ての汁物料理が特徴です。名張牛汁協会が定める5つの条件には、伊賀牛の使用、和風醤油だしをベースとすること、地元産の野菜を使用することなどが含まれています。各店舗で工夫を凝らしたバリエーションが楽しめ、だしをカレー味にしたり、とろろや卵、焼きおにぎりをトッピングするなど、個性豊かな提供方法が見られます。2011年に発足した名張牛汁協会は、イベント出展などを通じて名張市のPRに努めており、地域の新たな食文化として定着しつつあります。
三重の名物を求めて旅に出よう!
三重県には、伊勢神宮をはじめとする歴史的スポットだけでなく、魅力的な名物やご当地グルメも豊富です。この記事で紹介した定番のお土産やお菓子、スイーツは、三重ならではの味わいが楽しめます。地元の食材を活かした料理やスイーツは、旅の思い出を一層深めてくれることでしょう。三重を訪れる際は、ぜひこれらの名物を手に取り、特別な味わいとともに素晴らしい時間を過ごしてみてください。
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