本栖湖漁協は、漁業権の対象魚種からワカサギを除外し、来年から放流を取り止めることを決めた。
漁業権の免許更新は10年に一度で現在の免許は今年末に切れるため、県内の漁協では来年以降10年間の対応を検討している。こうした中、本栖湖漁協はワカサギを漁業権の対象から除外することを決めた。
同漁協によると、ワカサギの放流はこの5年間、卵の仕入れ先である諏訪湖の採卵が不調で放流できていない。去年、初確認された大型の外来マス「レイクトラウト」による食害の影響も大きいという。
本栖湖では近年、釣り客が減っている上、漁協の組合員の高齢化も進み、放流などの負担感が増しているという。