石油系合成界面活性剤入の洗剤の使用ができなくなります。
当キャンプ場では東古屋湖への影響を考慮し、石油系合成界面活性剤が含まれている家庭用の洗剤の使用は2024年6月より禁止になります。品名に「台所用せっけん」と書かれた物のみが使用可能です。
他のキャンプ場で見かけるヤシノミ洗剤やフロッシュ、エコペールなどは成分表記にもある通り「合成洗剤」ですのでご注意下さい。
洗剤選びについては賛否両論ありますが、当キャンプ場では容器に記載されている品名が「合成洗剤」、成分が「界面活性剤」と書かれた物も禁止とさせていただいております。
田舎には下水道がない…
都会では当たり前の下水道。しかし、まだまだ田舎では下水道が弱い地域が多く、さらにど田舎になるとほぼ皆無。
そんな「ど田舎」にあるキャンプ場の多くは汚水を処理する施設が乏しく、汚水を地面に浸透させたり、川に直接流し込んでいるのが現状です。
そんな環境下で家庭用の洗剤を使うとどうなるでしょう?
家庭用として通常使用されている合成洗剤には石油系合成界面活性剤が含まれており、これらは川や海に流れ出しても分解されにくく、生態系に悪影響を与える可能性があります。
当キャンプ場は汚水を浄化槽で処理できるのはトイレのみで、炊事施設は浸透桝で汚水を地面に浸透させており、東古屋湖(西荒川ダム)に隣接していることもあり、湖(ダム湖)への影響(水質・水生生物・水辺地)は必至です。
自然へのダメージを最小限に!
いくら環境に配慮した物だからと言って、自然にダメージをまったく与えないかというとそんなことはありません。あくまでも「家庭用洗剤よりは環境に優しい」という範囲で、汚水が清水に変わるはずもなく、汚していることには変わりありません。汚水を極力抑えることも大切です。
食器や調理器具洗いのコツ
食器や調理器具などを洗うときのコツは「使用後すぐに拭き取る」ことです。
炊事場へ足を運ぶ前に残飯はもちろん油汚れなどをペーパーなどでしっかり拭き取っておけば、食器洗いがラクになると同時に、汚水量も減り自然も喜んでくれます。
また、炊事場で食べ残しが詰まっていたり、捨てられてしまっていることがありますが、拭き取り散らかさないことによって、他の人が炊事場を気持ちよく使えることにも繋がります。
当キャンプ場推奨の台所用せっけん
・アラウ 台所・食器用せっけん
・ミヨシ石鹸 無添加食器洗いせっけん
・シャボン玉 台所用せっけん など
※ミヨシ石鹸 無添加食器洗いせっけんは売店(君嶋林業直営店)でも販売しております。お忘れのときはご利用ください